NINTH

the GazettE 9thアルバム『NINTH』詳細解説

2018年6月13日、Sony Music Recordsより発売されたthe GazettEの9枚目のオリジナルアルバム『NINTH』。前作『DOGMA』から約2年ぶりのリリースとなりました。今作『NINTH』の特徴として、先行シングルが一切収録されていない点が挙げられます。アルバム全体を通して、the GazettEのダークで重厚なサウンドが存分に堪能できる仕上がりとなっています。

アルバム形態と収録内容

『NINTH』は、通常盤に加え、初回盤と豪華仕様のLIMITED BOX（A、B）の3形態で発売されました。初回盤とLIMITED BOXには、リード曲「Falling」のミュージックビデオとメイキング映像を収録したDVDまたはBlu-rayが付属しています。さらに、LIMITED BOXには、2017年3月10日に国立代々木競技場第一体育館で開催された『十五周年記念公演 大日本異端芸者 ｢暴動区 愚鈍の桜｣』のライブ映像がフル収録されたDVDが付属するという、ファンにはたまらない豪華仕様となっています。LIMITED BOXはメタリックBOX仕様で、歌詞ブックレットも同梱されています。LIMITED BOX AのBlu-rayには、ミュージックビデオとライブ映像がまとめて収録されています。

収録楽曲

アルバム『NINTH』には全16曲が収録されており、楽曲ごとに作曲者が表記されています。楽曲リストは以下の通りです。

1. 99.999 (作曲：麗)
SEとしてアルバムの幕開けを飾る短い楽曲。
2. Falling -NINTH MIX- (作曲：RUKI)
アルバムのリード曲。ミュージックビデオも制作されています。
3. NINTH ODD SMELL (作曲：RUKI)
4. GUSH (作曲：RUKI)
5. THE MORTAL (作曲：麗)
6. 虚 蜩 (作曲：葵)
7. その声は脆く (作曲：RUKI)
8. BABYLON`S TABOO (作曲：麗)
9. 裏切る舌 (作曲：RUKI)
10. TWO OF A KIND (作曲：RUKI)
11. ABHOR GOD (作曲：RUKI)
12. UNFINISHED (作曲：RUKI)

これらの楽曲は、the GazettE特有のヘヴィでメロディアスなサウンドが特徴で、RUKIの力強いボーカルと、麗、葵、REITA、戒の卓越した演奏技術が融合した、聴き応えのある作品となっています。特に、RUKI作曲の楽曲は、彼の持つ繊細さと力強さが際立っています。一方、麗作曲の楽曲は、重厚感と圧倒的な存在感を感じさせます。また、葵作曲の楽曲は、独特のメロディーラインが印象的です。

まとめ

『NINTH』は、先行シングルなしという大胆な挑戦と、豪華な初回限定盤仕様、そして16曲に渡る充実した楽曲群によって、the GazettEの新たな魅力を提示した作品と言えるでしょう。彼らのこれまでのキャリアと、バンドとしての進化が凝縮された、まさに集大成的なアルバムです。 ダークで重厚なサウンドを好むリスナーには、強くおすすめしたい一枚です。

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