NISSHA

NISSHA株式会社

NISSHA株式会社は京都府京都市中京区に本社を構える日本の印刷会社です。1929年に鈴木直樹氏が創業し、当初は日本写真印刷株式会社という商号でスタートしました。創業から80年以上にわたって、同社は高品質な美術印刷を専門としながら、さらなる技術革新を追求してきました。

企業の特徴

NISSHAは、従来の印刷技術のみならず、加飾フィルムおよび最新のタッチセンサー技術においても世界的な展開を行っています。特にタッチセンサー事業は、近年のタッチパネルの需要増に伴い、急成長を遂げており、同業界でのシェアは世界トップレベルです。さらに、最近では印刷用資材として蒸着紙の製造にも注力し、メディカル分野にも進出するなど、多角的な事業展開を図っています。

印刷業界全体が構造不況に悩まされる中、NISSHA株式会社は堅調な業績を維持し、持続的な成長を続けています。特に、KYOTOサンガF.C.のオフィシャルスポンサーとしても注目を集めています。

沿革

NISSHA株式会社の沿革を辿ると、以下の出来事が挙げられます。

• - 1929年: 鈴木直樹が印刷業を始める。
• - 1942年: 日本写真印刷有限会社を設立。
• - 1946年: 日本写真印刷株式会社に改名。
• - 1961年: 大阪証券取引所2部に上場。
• - 1962年: 京都証券取引所にも上場。
• - 1969年: 東京証券取引所2部上場。
• - 1980年: 東証・大証1部に上場。
• - 2017年: NISSHA株式会社に商号変更。
• - 2019年: ゾンネボード製薬株式会社を買収し、子会社化。

各事業

NISSHA株式会社は以下の4つの主な事業分野を持っています。

1. 産業資材事業: 加飾フィルム、プラスチック成形品、蒸着紙の製造。
2. ディバイス事業: タッチセンサーやガスセンサー等、センシング技術を提供。
3. ライフイノベーション事業: 医療機器の開発と製造を手掛ける。
4. 情報コミュニケーション事業: 商業印刷や出版印刷、セールスプロモーションに携わる。

主要取引先

同社は、任天堂、Apple、GM、ノキア、HP、モトローラなど、世界的に著名な企業とも取引をしています。これにより、業界内での影響力を強めているのです。

文化財としての登録

NISSHAの本社ビルには、国の登録有形文化財としての認定があります。この建物は1906年に京都綿ネル株式会社の事務所として建設されたものです。

付加情報

本社所在地は、平安時代に存在した朱雀院付近であり、また近隣の京都市営バスの停留所には「NISSHA前」という副称が付けられています。

NISSHA株式会社は、印刷業界の新たな未来を切り開くリーダーとして、今後もその革新的な取り組みを続けていくことでしょう。

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