NJS (企業)

株式会社NJS概要

株式会社NJS（エヌジェーエス）は、東京都港区芝浦に本社を構える建設コンサルタント会社です。主に上水道および下水道に関するコンサルティング業務を行っており、関連するソフトウェアや点検調査用ドローンの開発と販売にも取り組んでいます。以前は「日本上下水道設計株式会社」として知られていました。

沿革

NJSは1951年9月に東京都中央区銀座で設立されました。その後、数回の本社移転を行い、2002年には東証2部に上場、2015年には東証1部に指定替えされました。この年には社名をNJSに変更し、さらに同年9月には現在の本社所在地である港区芝浦に移転しました。このように企業は歴史を重ね、成長を遂げてきました。

特に注目すべきは、2017年に千葉県柏市に開所した「NJSウェルファーム柏」という農園や、2018年にドローンの技術開発が国土交通省から表彰されたことです。2019年には、経済産業省からも「健康経営優良法人2019」に認定されるなど、企業の社会的責任（CSR）活動にも力を入れています。

同年、関西電力と業務提携を結び、ドローンを左右する点検事業に新たに参入。不動産事業や提携事業の拡大を通じて新たなマーケットを開拓しました。2020年から2022年にかけては、いくつかの関連会社を設立したり、買収したりして事業の多様化を進めています。

主要事業所

NJSは、東京を中心に名古屋、大阪、福岡などの主要都市に拠点を持ち、全国的に営業活動を行なっています。特に東京都 港区を本社とし、東京総合事務所が同区内に位置しているほか、他都市にも多数の事務所を展開しています。

関連会社

NJSは多くの関連会社を有しており、その中には水道アセットサービスや、日本X線検査株式会社、そして北王インフラサイエンスなどがあります。これらの関係を通じて、さらなる専門性や技術的な進展を図っています。

点検調査用ドローン

「Air Slider® AS400」という名称の下、特に下水道管路の点検に特化したドローンが開発されています。このドローンは、通常のドローンが困難な閉鎖空間内での飛行が可能という特性を持つため、効率的な点検作業を実現します。詳細な動画はYouTubeにて確認することができます。

不祥事

しかしながら、NJSは過去に不祥事にも直面しています。2016年には、千葉市が発注した下水道関連事業において、いくつかの社員が官製談合防止法違反で逮捕されるという事件が発生しました。この事件は企業にとって大きな打撃となったとされています。

このように、株式会社NJSは建設コンサルタントとしての強みを生かし、ドローン技術やCSR活動を通じて未来に向けた事業を展開している一方で、歴史的な課題も抱えています。

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