NO WAY MAN

AKB48の54thシングル『NO WAY MAN』

『NO WAY MAN』（ノー・ウェイ・マン）は、日本の女性アイドルグループAKB48が2018年11月28日にリリースした54作目のシングルです。この曲は作詞を秋元康、作曲を前迫潤哉とYasutaka.Ishioが手掛けており、センターポジションは宮脇咲良が務めました。

背景とリリース

この楽曲は、前作『センチメンタルトレイン』からわずか2か月後に登場した2018年のシングル第4弾です。『NO WAY MAN』は多様な形態でリリースされており、Type AからType Eまでの「初回限定盤」と「通常盤」、そして「劇場盤」の合計11種類があります。シングルの発売日が発表されたのは、AKB48の握手会が行われた2018年9月24日で、その場でタイトルや選抜メンバー、センター、フォーメーションが初めて公表されました。

選抜メンバーには、前作よりも7人多い23人が選ばれ、その中には初めて選抜に選ばれた下尾みう、菅原茉椰（SKE48）、本田仁美の姿もありました。復帰メンバーには岡部麟や小栗有以、そして柏木由紀など、名だたるメンバーが名を連ねています。一方で、前作に選ばれていた一部のメンバーは今回のシングルから外れました。

特筆すべきは、竹内美宥、宮崎美穂、宮脇咲良、矢吹奈子の4人がこの楽曲が彼女たちにとって最後のAKB48のシングル選抜曲になるということです。また、このシングルの制作にあたっては、韓国のオーディション番組『PRODUCE 48』で選ばれたAKB48グループメンバーが選出され、IZONEメンバーとしての活動前のラストシングルとなったことも重要な要素です。

楽曲とパフォーマンス

表題曲である『NO WAY MAN』は、AKB48にとって史上最高難度のダンスを誇るアップテンポな楽曲です。この楽曲の振り付けを担当したのは、女性ダンスチーム「Fabulous Sisters」のリーダーであるRuuです。音源は2018年10月25日に『AKB48のオールナイトニッポン』で解禁され、翌日にはミュージックビデオもYouTubeにて公開されました。さらに、11月15日に『ベストヒット歌謡祭2018』でテレビ初披露が行われましたが、IZONEの活動に伴いフロントメンバーが出演できなかったため、急遽ダンスオーディションが実施されました。

オーディションでは、日本国内のAKB48グループから105名が立候補し、その中から今村美月がセンターに選ばれました。音楽番組では岡田奈々がセンターに選ばれ、『ミュージックステーション』では横山結衣がセンターを務めることとなりました。このように多様なパフォーマンスが繰り広げられました。

チャート成績

このシングルは、初週に120万5000枚を売り上げ、2018年12月10日付のオリコン週間シングルランキングで初登場1位を獲得しました。これにより、AKB48はシングル1位獲得数を通算で41作目に更新し、その改新された記録は女性アーティストとしても歴代1位となりました。

アートワーク

アートワークも印象的で、ビビットなオレンジを基調にしたデザインで、大人っぽいAKB48のスタイルが際立っています。

ミュージック・ビデオとメディアでの使用

菱川勢一が監督したミュージックビデオでは、カメラの位置を変えながら多様な視点からダンスの迫力が表現されています。また、楽曲はTOKYO MXの『爆走ロケハンター』のエンディングテーマや、テレビ東京系『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』のテーマソングとしても使用されました。

まとめ

AKB48の『NO WAY MAN』は、楽曲やパフォーマンス、またその制作過程を含め、ファンやメンバーにとって特別な意味を持つシングルとなりました。音楽とエンターテインメントの融合を感じられる作品です。

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