NOKKO

NOKKO（のっこ）

NOKKO（本名：保土田信子、1963年11月4日生まれ）は、日本の著名なシンガーソングライターであり、ロックバンド「レベッカ」のボーカルとして広く知られています。埼玉県浦和市で生まれ育ち、現在は静岡県熱海市に住んでいます。彼女の音楽キャリアは1980年代初頭から始まり、その後の数十年にわたって日本の音楽シーンに多大な影響を与えてきました。彼女はワタナベエンターテインメントに所属しています。

経歴の始まり

NOKKOは、埼玉県の田島中学校を卒業後、クラシックバレエを習いながらバレリーナを目指していました。しかし、体型の変化や経済的な理由から、その夢を断念。そんな彼女の音楽の道は兄の紹介で始まります。兄に誘われてアマチュアバンドでキーボードを担当し、その後ボーカルに転向して「DOLL」というガールズバンドを結成。その後1982年、彼女はレベッカとして活動を開始しました。

1984年、レベッカはシングル「ウェラム・ボートクラブ」でデビューします。さらに1985年には「フレンズ」がヒットし、同年発表のアルバム「REBECCA IV 〜Maybe Tomorrow〜」はミリオンセラーを記録しました。これに続く「RASPBERRY DREAM」、「MOON」などが続き、1987年には日本ゴールドディスク大賞の最優秀アーティストに選ばれるなど、名実共に1980年代の代表的なバンドとなりました。1989年には映画「スウィートホーム」にも出演し、女優業にも挑戦しましたが、1991年にレベッカは解散を迎えます。

ソロ活動と国際的な進出

1992年、NOKKOはソロシンガーとして活動を開始し、デビューシングル「CRAZY CLOUDS」をリリース。その年の3月にはファーストアルバム「Hallelujah」を発表しました。このアルバムは彼女の音楽スタイルを確立する重要な作品となり、以降も精力的に音楽活動を続けました。

彼女はまた海外市場にも進出し、1993年には「I Will Catch U」が全米のビルボードダンスチャートで11位を記録。さらに1994年の代表曲「人魚」は、フジテレビ系ドラマ「時をかける少女」の主題歌としても使用され、65万枚を超えるセールスを達成しました。この曲は、今でも多くのアーティストにカバーされるほどの名曲となっています。そして同年、オリジナルアルバム「colored」もリリース。

2000年代以降の活動とレベッカの再結成

2001年に入ると、NOKKOはソロ活動を一時休止し、夫と共に「NOKKO & GO」を結成。新たなアルバムのリリースや、数々のライブパフォーマンスを行います。2009年には14年ぶりに「FNS歌謡祭」に出演し、本格的に歌手活動を再開。その後も様々なイベントや特別公演に参加。

2015年にはレベッカが再結成され、再び音楽活動を活発に行うようになります。数々のライブを通じて、NOKKOはその魅力を今でも多くのファンに届けています。更に2023年には新作アルバム『土器土器』を発表し、世代を越えたファンに感動を与え続けています。

人物像

NOKKOは、音楽に対する情熱を持ち続けており、様々なアーティストの影響を受けながら自らのスタイルを確立してきました。また、彼女は時代背景に敏感に反応し、音楽業界の変遷を体験してきたことから、独自の感性で新しい音楽を発信してきました。プライベートでは、42歳で女児を出産し、家族との時間も大切にしている一面があります。

NOKKOの音楽は、彼女自身の人生の物語でもあり、その歌声は時代を超えて多くの人々の心に響き続けています。彼女のこれからの活動にも注目が集まっています。

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