NOTEBOOK I〜未来の記憶〜
シンガーソングライター、
榎本くるみによる記念すべき1枚目のオリジナル
アルバム。『NOTEBOOK I〜未来の記憶〜』と題された本作は、
2007年5月16日に
フォーライフミュージックエンタテイメントからリリースされました。音楽プロデュースは、MOR氏と、日本のロックシーンで著名なベーシスト、
根岸孝旨氏(
Dr.StrangeLove)が共同で手掛けています。
本作には、
榎本くるみのメジャー
デビュー以降に発表されたシングル曲を含め、全12曲が収められています。自身の音楽キャリアにおいて初のフル
アルバムとなるこの作品は、当時の彼女の音楽性とメッセージが凝縮された集大成とも言えるでしょう。
アルバムの発売に合わせて、期間限定の特設ウェブサイトが設けられました。このサイトは『未来の記憶』と名付けられ、「タイムカプセルサイト」というコンセプトのもと、
2007年4月から
2009年3月までの期間、ファンとアーティストを結ぶ役割を果たしました。
収録曲とタイアップ情報
アルバムにはバラエティ豊かな楽曲が並び、いくつかの楽曲はメディアとのタイアップも果たしています。主な収録曲とその情報は以下の通りです。
素晴らしい世界:
中京大学のプロモーションフィルムのBGMとして使用されました。
RAINBOW DUST:通算3枚目のシングルとして先行リリースされた楽曲で、TBS系列の昼ドラマ『
愛の劇場』枠で放送された『
スイーツドリーム』の主題歌として起用されました。彼女にとって初めてのドラマ主題歌への起用となりました。
螺旋の記憶:
HYMN:本作に収録された楽曲の中で、唯一のインストゥルメンタル曲です。プロデューサーの一人である
根岸孝旨氏が作曲を手掛けています。
スピードウェイ:
メリーゴーランド:
心のカタチ:
榎本くるみがメジャーレーベルから初めて発表したシングル曲です。この楽曲は、
インディーズ時代に制作・発表されていた「優しいうたをうたいたい」を、新たにリアレンジして収録したバージョンとなっています。
ジャングルジム:
とぎれなきバトン:
愛すべき人:本作の発売に先駆けて、通算4枚目のシングルとしてリリースされた楽曲です。この曲は、フジテレビのCSチャンネル721で放送された音楽ドラマ『愛すべき人』の主題歌として使用されました。また、音楽専門チャンネルのSpace Shower TVの番組『it!』をはじめ、多くのCS放送局やラジオ局で集中的にプッシュされる「パワープレイ」に選ばれ、広くリスナーに届けられました。
キャッチボール:
打ち上げ花火:通算2枚目のシングル曲として発表されました。この楽曲は、その年に全国50ヶ所で開催された花火大会のBGMとして使用されたことで知られています。楽曲のミュージックビデオは、「消えゆく花火と、それでも心に残る消えない思い出」をテーマにした物語仕立てで制作され、女優の
貫地谷しほり氏が出演しています。
これらの楽曲を通じて、
榎本くるみの抒情的かつ力強い歌声と、幅広い音楽性が表現されています。初のオリジナル
アルバムとして、彼女のキャリアにおける重要な位置を占める作品と言えるでしょう。