貫地谷しほり

貫地谷しほり（かんじや しほり）

貫地谷しほり（1985年12月12日生）は、日本の著名な女優であり、本名も同じです。愛称には「しーちゃん」や「しほりん」、「貫ちゃん」があります。東京都荒川区出身で、現所属事務所はABP inc.です。

来歴

彼女の芸能界デビューは、中学生の頃、新宿駅のホームでスカウトされたことがきっかけです。その後、伊藤正次演劇研究所で演技の指導を受け、2002年には『修羅の群れ』で映画デビューを果たしました。特に2004年の映画『スウィングガールズ』への出演で注目を浴び、以降、多くのテレビドラマや映画に出演しています。

2007年には、NHK連続テレビ小説『ちりとてちん』で初主演を務め、高い評価を得ました。放送後は、民放の連続ドラマで2クール連続で主演を果たし、2008年にはエランドール賞新人賞を受賞するなど、順調にキャリアを重ねました。

声優としても活躍し、2009年のチェコのアニメ映画『屋根裏のポムネンカ』や、NHKの連続人形劇『新・三銃士』などで声を担当。また、冠番組でのラジオドラマ『貫地谷しほりのラジオ劇団・小さな奇跡』では主演兼ナビゲーターを務めました。

2010年には舞台『余命1ヶ月の花嫁』で舞台初主演を果たし、2013年には映画『くちづけ』での主演が評価され、2014年には第56回ブルーリボン賞主演女優賞を受賞しました。後に2019年の朝ドラ『なつぞら』でも、歴代ヒロインの一人として存在感を示しました。

私生活では、長年交際していた一般男性と2019年9月24日に結婚したことを発表しました。2021年には新型コロナウイルスに感染し、舞台の公演が中止となる影響を受けました。2023年にはフランスの連続ドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』の日本語吹き替え版で主演を務め、声優アワードの外国映画・ドラマ賞を受賞しました。

人物

貫地谷の特技には、役柄で学んだトランペット演奏や、着物の着付けが含まれます。自身のラッキーナンバーは誕生日に因んだ「12」であり、多くの日本のアーティストのファンでもあります。特にSPEEDやMr.Childrenについての言及が多く、ビートルズにも影響を受けています。

彼女が共演した俳優たちからは高い評価を受け、特に渡瀬恒彦からは「女優としての素質に恵まれた人物」と称賛されました。また、小林信彦のコラムにおいて、コメディエンヌとしての才能が特に評価されました。

姓名について

貫地谷という名字は非常に珍しく、彼女の家族や親戚を合わせても日本に6世帯しか存在しないそうです。また、本名の「しほり」は、母が好きなサザンオールスターズの楽曲「栞のテーマ」に由来しています。誕生時には漢字の「栞」を使えなかったため、平仮名で届け出られました。

出演作品

テレビドラマ

• - 主なレギュラー出演作：

- 『ちりとてちん』
- 『なつぞら』
- 『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』

映画

• - 主な出演作品：

- 『スウィングガールズ』
- 『くちづけ』
- 『アイネクライネナハトムジーク』

受賞歴

• - 第32回エランドール賞新人賞（2008年）
• - 第56回ブルーリボン賞主演女優賞（2014年）
• - 第17回声優アワード外国映画・ドラマ賞（2023年）

貫地谷しほりは、その幅広い活動と数々の功績により、日本の芸能界での重要な存在となっています。

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