NTTドコモ品川ビルは、
東京都港区にそびえ立つ高層ビルであり、
品川駅東口から徒歩9分の場所に位置しています。このビルは、
NTTドコモが所有し、同社のネットワーク運用における重要な役割を担っています。
ネットワークオペレーションセンター
このビルには、
NTTドコモのネットワーク運用を支える2つの主要なネットワークオペレーションセンター(NWOPC)の一つが設置されています。約200名のスタッフが、
北海道から
東海地方までの広範囲にわたるネットワーク装置を24時間365日体制で監視しています。このオペレーションセンターは、ネットワークの安定稼働を確保するための心臓部と言えるでしょう。
ORTEGAシステム
NTTドコモは、災害時などにおけるリスク分散のため、2つのオペレーションセンターが連携して業務を遂行できるシステムを構築しています。このシステムは「ORTEGA」(OpeRation Twin Equipment Guardian Agent system)と呼ばれ、片方のセンターが被災した場合でも、もう片方のセンターがバックアップとして機能します。このシステムの名前は、人気アニメ「
機動戦士ガンダム」に登場するキャラクターにちなんでおり、このビル自体も「ガンダムビル」という愛称で親しまれています。
遠隔でのトラブル対応
NTTドコモの運営部長によると、ネットワークトラブルの99%は、現地に技術者が赴くことなく、このネットワークオペレーションセンターから遠隔操作によって解決しているとのことです。これにより、迅速かつ効率的な問題解決が可能となり、ネットワークの安定性が保たれています。
アクセス
NTTドコモ品川ビルへのアクセスは、JR東日本または
京浜急行電鉄の
品川駅東口から徒歩約9分です。
品川駅周辺は商業施設も充実しており、アクセスしやすい立地となっています。
周辺施設
NTTドコモ品川ビルの周辺には、
NTTデータ品川ビルや
品川シーズンテラスなど、他の高層ビルも立ち並んでいます。これらの施設とともに、品川エリアのランドマークとしての役割を果たしています。
その他
NTTドコモ品川ビルは、単なるオフィスビルとしてだけでなく、
NTTドコモの技術力とネットワーク運用の中枢を担う、非常に重要な施設です。その堅牢なシステムと、24時間体制での監視により、日本の通信インフラを支えています。