NTTネオメイト

NTTネオメイトについて

株式会社NTTネオメイトは、かつて存在した西日本電信電話株式会社（NTT西日本）の完全子会社であり、通信設備のメンテナンス、オペレーション、IT関連の企画・開発・販売などを主な事業としていました。2021年7月1日、株式会社NTTフィールドテクノに吸収合併され、その歴史に幕を閉じました。

概要

NTTネオメイトは、NTT西日本の100%出資により設立された子会社です。NTT西日本グループの一員として、西日本の情報通信ネットワークを支える重要な役割を担っていました。

事業内容

NTTネオメイトは、主に以下の事業を展開していました。

NTT西日本の情報流通基幹ネットワークのメンテナンス、オペレーション
自治体や企業などのネットワークの24時間365日メンテナンス、オペレーション
IT環境に関わる企画、開発、販売、カスタマーサポート
ソフトウェアの開発、販売、保守及びコンサルティング
電気通信に関する事業
電気通信、コンピューターなどの各種研修の企画、実施

これらの事業を通じて、NTT西日本のネットワークインフラを支え、顧客のIT環境をサポートしていました。

沿革

NTTネオメイトの設立から合併までの主な出来事を以下に示します。

2001年10月: NTTグループが「当面の経営課題に対するNTTの取り組み」を公表。その中で、地域単位での業務アウトソーシング会社設立と社員の再配置が決定。
2002年4月: NTT西日本が「NTT西日本グループの新たな体制等について」を公表。設備系地域会社の統括会社として「株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト」が設立、地域会社も各地に設立。

設備系総括会社: 株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト（本社：大阪市）
地域会社: 株式会社エヌ・ティ・ティ ネオメイト＋地域名（沖縄県を除く）、沖縄県は株式会社エヌ・ティ・ティ・ドゥ
地域会社はNTT西日本の16支店単位で設立

2006年5月: NTT西日本が事業運営体制の見直しを発表。NTTネオメイトも総括会社と地域会社を統合し、1社体制に移行。本社、支店、および各府県に31の事業所を設置。

本社: テクニカルアライアンス部、ネットワーク本部、ITビジネス本部、経営企画部
首都圏本部: 東京都文京区
関西支店: 大阪府大阪市
東海支店: 名古屋市
北陸支店: 金沢市
中国支店: 広島市
四国支店: 松山市
九州支店: 福岡市

2010年4月: NTTネオメイトがNTTアプリエとの合併を発表。同年7月1日に合併を実施。NTTアプリエのソフトウエア開発スキルとNTTネオメイトのIP技術を融合し、SaaSとネットワークを組み合わせたクラウドサービスの展開を目指した。

提供サービス

NTTネオメイトは、以下のようなネットワークサービスを提供していました。

AQStage IP-VPN
AQStage広域イーサネット
AQStageモバイルサービス
AQStageメールセキュリティアドバンス

これらのサービスは、企業や自治体のネットワークインフラを支え、安全で安定した通信環境を提供していました。

合併とその後

2021年7月1日、NTTネオメイトはNTTフィールドテクノに吸収合併されました。これにより、NTTネオメイトの事業はNTTフィールドテクノに引き継がれ、より効率的な事業運営が図られることとなりました。NTTネオメイトは、その歴史の中で、NTT西日本の通信インフラを支え、日本の情報通信技術の発展に貢献しました。

関連情報

関連項目: NTT-ME - NTT東日本のネットワークサポート事業及び一般市場向けネットワークビジネス事業を実施
* 外部リンク: NTTネオメイト - ウェイバックマシン（2022年5月24日アーカイブ分）

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