NTT出版

エヌ・ティ・ティ出版株式会社について

エヌ・ティ・ティ出版株式会社、通称NTT出版は東京都港区に位置するNTTグループの出版社です。1987年に、それまでNTTアドの出版部門として活動していたものが独立を果たし、現在に至ります。もともとNTTアドは日本有数の広告代理店であり、その経験を活かした多様な出版活動を展開しています。2007年にはNTTアドが再度NTT出版の全株式を取得し、その結果、完全子会社となりました。

出版活動の概要

NTT出版は書籍の出版のみならず、パンフレットやマニュアル、ホームページの制作など幅広いメディア展開を行っています。特に力を入れているのは、社会科学分野の専門書や、情報通信技術に関連した書籍です。これに加えて、ビジネスパーソン向けの実用書やエッセイ集も多く手掛け、多様な読者層に応じたコンテンツを提供しています。

受賞歴

同社が刊行した書籍の中には、数々の著名な受賞歴を持つものがあります。2009年には藤井直敬著の「つながる脳」が第63回毎日出版文化賞（自然科学部門）を獲得。さらに2011年には上山隆大著の「アカデミック・キャピタリズムを超えて」が第12回読売吉野作造賞を受賞するなど、質の高い出版物の提供に努めています。

主な書籍のジャンル

NTT出版が特に力を入れているのは、経済学や情報通信分野の専門書です。これらの分野は、現在の社会において非常に重要であり、幅広い知識を提供する役割を果たしています。また、実用書の出版も行なっており、ビジネスパーソンのためのスキル向上や業務効率化に寄与する内容が多く取り揃えられています。エッセイ集も出版しており、著名な作家たちの多様な視点を楽しむことができます。

関連項目

NTT出版はNTTグループの一員であるため、関連企業としてはNTTアドが挙げられます。NTTアドも同じビルに位置しており、出版以外の分野においても協力関係が見られます。また、NTT出版は様々なゲーム関連書籍も取り扱っています。中でも「ファイアーエムブレム」シリーズに関するファンブックや攻略本は、当時非常に人気を博し、今でも一定の支持を受けています。さらに、スクウェアといった企業とも関わりを持ち、一時期は関連書籍やCDを手掛けていました。

終わりに

現在もNTT出版は、多様なコンテンツを提供する出版社として活動しており、一般企業の中でも特色ある業務を展開しています。今後も、社会のニーズに合った質の高い書籍を提供し続けることで、多くの読者に支持される存在として成長していくことでしょう。

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