News every. (中京テレビ)

『news every.』について

『news every.』は、2010年3月29日から2012年3月30日までの期間、中京テレビで放送されていた夕方のローカルニュース番組です。この番組は、日本テレビが同日始めた同名の全国ニュース番組の地方版として位置づけられています。略称は「every.」で、放送中のタイトルコールでも使われていました。

番組の概要

新番組『news every.』は、全国版『NNN Newsリアルタイム』の終了を受けてスタートしました。中京テレビは、夕方のニュース番組を刷新することになり、前番組『中京テレビNEWSリアルタイム』からキャスター陣やスタジオのセット、タイムテーブルをほぼそのまま引き継ぎました。キャスターは、前番組での交代メンバーがそのまま続投する形で、スムーズに番組の運営が行われました。

番組のコンセプトは「応援します!うるおい生活」で、タイトルは「ミンナ = everyone」と「毎日 = every day」から名付けられています。また、テーマカラーにはピンクとマゼンタが使われ、視覚的にも親しみやすく工夫されています。

中京テレビ版は、日本テレビ系列の局の中で唯一、全国版よりも早い時間帯に放送されていました。『news every.』は通算で537回放送され、2012年4月からは新たに『キャッチ!』という情報番組がスタートするため、3月30日をもって終了しました。新番組には、恩田・松岡・石橋といったオリジナルキャスターが継続して出演しています。

放送時間

番組は、原則として平日の17時台に放送され、時には16時53分から早まることがありました。また、全国ネットの枠に関しては放送開始から2011年9月30日までは17:50から18:16まで、同年10月3日からは17:53から18:15に変更されました。

主な出演者

当番組には、多くの人気キャスターが出演しました。特に、前番組のキャスター陣が続投する形となり、番組開始時から視聴者に親しまれていました。平日版に出演していたキャスターは多岐にわたり、視聴者に多様な視点からの情報を提供しました。

コーナー内容

プレゼン

このコーナーは、週に1〜3回の頻度で放送されました。「旬の話題を徹底取材」というキャッチフレーズのもと、主に松岡が担当しましたが、他の中京テレビのアナウンサーも出演することがありました。

every.特集

「プレゼン」が放送されない時に行われることが多いこのコーナーは、主に自社制作で、日本テレビ制作のものも時差ネットで放送されました。

ビシバシ天気予報

平日の18時台後半に放送され、気象予報士の石橋が担当しました。

食卓の秘密

毎週金曜日に放送され、視聴者の日常生活に寄り添う内容が展開されました。

震災を考える

このコーナーは、東日本大震災の影響を受けて設けられました。震災からの教訓を伝え、視聴者に安全意識を高めるための情報を提供しました。

エンタメ

特別放送時に行われたコーナーで、主に芸能リポーターの佐藤が担当していました。

キャップforスマイル

エコキャップを集めてワクチンを発展途上国に送る運動を取り上げるコーナーで、俳優の川久保拓司が参加し、地域の人々との交流を図りました。

エピソード

番組中には様々な出来事があり、特に松岡が結婚を報告した場面や、地震発生時の報道は特筆すべきエピソードです。これらの瞬間が番組をよりリアルに引き立てました。

終了後の影響

『news every.』は多くの地域の視聴者に親しまれ、地方ニュースを身近に感じさせる重要な役割を果たしました。番組終了後も、そのスタイルや形式は後続番組に引き継がれ、多くのフォロワーを生んでいます。

番組が培った信頼感と情報提供のスタイルは、現在のニュース番組にも大きな影響を与えています。視聴者にとっての「毎日」の情報源としての役割をどのように果たしていたのか、その痕跡は今も見ることができます。

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