NexTone

株式会社NexToneについて

株式会社NexTone（ネクストーン）は、日本で活動する著作権管理の専門機関です。音楽著作権者とその楽曲を利用する業者の橋渡しを行い、著作物の管理を行っています。その活動は、音楽の提供にとどまらず、デジタルコンテンツのディストリビューションやキャスティング事業、さらに関連するシステム開発サービスなど幅広い範囲に及びます。本社は東京都渋谷区に位置し、主要な株主は日本マスタートラスト信託銀行株式会社です。

来歴

NexToneは、2001年に施行された著作権等管理事業法を背景に設立され、以前は日本[[音楽著作権協会]]（JASRAC）が独占していた音楽著作権管理市場に新たに参入しました。また、2016年2月にはジャパン・ライツ・クリアランスと合併し、イーライセンスからNexToneに商号を変更しました。2020年には東京証券取引所のマザーズに上場し、証券コード7094として取引されているのも特筆すべき点です。さらに、2021年にはYouTubeの推奨配信会社パートナーに認定され、国際的な著作権管理にも取り組むようになりました。

特に、同年11月にはフランスの著作権管理団体と連携を強化し、日本国外での著作権使用料徴収の協定を結ぶことができました。このように、NexToneは国際的なネットワークを築き、国内外のアーティストに対するサポートを一層強化しています。また、2023年9月には株式会社レコチョクとの資本業務提携を発表し、さらなる成長を目指しています。

主な事業

NexToneの事業は大きく分けて三つの領域にわかれています。

著作権管理事業

NexToneは、著作権者や音楽出版社からの委託を受け、楽曲の使用許可を与え、使用料を徴収・分配する役割を担っています。このプロセスにより、アーティストは自らの音楽から得られる収益を効率的に管理することが可能です。

デジタルコンテンツディストリビューション事業

この事業では、音楽を中心に多様なデジタルコンテンツを国内外の配信事業者に販売しています。アーティストや音楽出版社に対して、幅広い配信手段を通じて彼らの作品を世に広めるための支援を行っています。

キャスティング・コンサルティング事業

一般企業や広告代理店などのニーズに応じて、多様なキャスティング業務や著作権に関するコンサルティング、教育や研修も展開しています。この領域においても、柔軟かつ専門的なサービスの提供を目指しています。

事業所

NexToneの本社は、東京都渋谷区恵比寿4-20-3の恵比寿ガーデンプレイスタワー10階にあります。

グループ会社

NexToneは関連会社として、株式会社NexToneシステムズ、株式会社MCJP、株式会社レコチョクなどを有しています。

まとめ

株式会社NexToneは、音楽著作権の管理を中心に、デジタルコンテンツの流通やキャスティング事業に力を入れ、国内外での著作権利用促進に貢献しています。音楽業界の発展に寄与するため、様々なサービスを展開しているNexToneは、今後もさらなる成長が期待されます。

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