OBCブンブンリクエスト

OBCブンブンリクエストについて

『OBCブンブンリクエスト』は、1986年6月から2001年9月までの約15年間にわたり、ラジオ大阪で放送されていたラジオ番組である。この番組は、特に中学生や高校生にフォーカスを当てており、「リスナーが求めるものを送る」というコンセプトからスタートした。

番組の開始当初は、人気アイドルグループ「おニャン子クラブ」のメンバーをゲストに迎え、サイン入りテレホンカードのプレゼント企画を行ったことが話題となった。この斬新なスタートにより、番組は瞬く間に若者の間で人気を博し、特に中高生リスナーの聴取率でトップを記録した。

放送時間は、初めは平日の22:00から24:00までだったが、1990年4月に24:20、1992年10月には24:30へと放送終了時間が延長された。さらに、1998年度から2000年度にかけては、ナイターオフシーズンに限り21:00から22:00枠で前枠番組『ブンブンリクエストANNEX』が放送された。

番組のパーソナリティは時期によって異なるが、1998年から2000年は同一のメンバーが登壇し、特に『チャートコレクション』や『僕らの20世紀』といったサブタイトルがついた。放送が進むにつれて聴取率は徐々に低下していき、2001年9月28日にはレギュラー放送が終了した。その後の後番組としては『MEGAHITS! COUNT DOWN WEST』がスタートした。

特別番組と復活企画

レギュラー放送終了後も、『OBCブンブンリクエスト』は特別企画として数回復活を遂げている。例えば、2008年12月24日には、「ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」で『OBCブンブンリクエスト ミュージックソンスペシャル』が放送された。この番組では、歴代のパーソナリティが集結して生放送を行い、ファンにとっても懐かしい内容となった。

また、2018年7月16日には「ラジオ大阪開局60周年記念特別企画」として、特別な一夜限りの復活放送が行われた。さらに、2023年7月には、ラジオ大阪の開局65周年を記念した大規模なイベントの一環として、再び『復活!OBCブンブンリクエスト』が放送された。この際には、複数の歴代パーソナリティが一堂に会し、リスナーとの交流を図った。

歴代パーソナリティ

『OBCブンブンリクエスト』には、数多くのパーソナリティが登場した。月曜日にはモンスター前塚や南かおり、火曜日には横山由美子や増田英彦、そして水曜日には立原啓裕、木曜日にはハイヒールモモコ、金曜日には中井雅之など、各曜日ごとに異なる個性的なメンバーがパーソナリティを務めていた。

主なコーナー

番組では「ブンブンベストテン」という音楽チャートを発表するコーナーや、リスナーが参加できるクイズ企画など、様々な内容が展開された。「NISSIN恋の伝言板」では恋愛相談が行われ、「おかしなバトルトーク」ではリスナー同士のトークが繰り広げられた。また、季節ごとにお題を出して俳句を募集する「寒いぞー／暑いぞー」コーナーもあり、リスナーからの投稿を楽しむ場としても活用された。

このように、『OBCブンブンリクエスト』は長きにわたって、リスナーと双方向のコミュニケーションを大切にした番組であった。番組の特徴的なスタイルと多彩なコーナーは、リスナーに愛され続け、文化に多大な影響を与えてきたのである。

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