ONE FOR ALL - ALL FOR ONE

『ONE FOR ALL - ALL FOR ONE』は、日本のヘヴィメタルバンドGALNERYUSが2007年に発表した4枚目のオリジナルアルバムです。

概要

本作は、前作からメンバーチェンジがあり、ベーシストのTsuiが脱退し、新たにYU-TOが加入後初のアルバムとなります。YU-TOの加入により、バンドのサウンドに新たな風が吹き込まれました。アルバムに先駆け、2007年6月27日には先行シングル「EVERLASTING」がリリースされました。このシングルは3曲入りで、アルバムに収録されているバージョンとは異なる点が特徴です。

音楽性

音楽性としては、GALNERYUSの持ち味であるメロディックスピードメタルを主体としていますが、これまでの作品に比べてクラシカルな要素がやや薄れています。その代わりに、より幅広い音楽的アプローチが見られ、新たな試みが数多く盛り込まれています。また、本作はGALNERYUSのオリジナルアルバムとしては初めて、日本語詞による楽曲が収録されている点も大きな特徴です。これにより、これまで以上に日本のリスナーに寄り添った作品となっています。

収録曲について

アルバムには、インストゥルメンタル曲を含む全12曲が収録されています。

RED HORIZON: 壮大なスケールを感じさせるインストゥルメンタル曲。
NEW LEGEND: ベストアルバムにも収録された代表曲。セルフカバーベストでは「RISE UP (THE LEGENDARY PANTHEON)」と改題。
THE NIGHTCRAVER
AIM AT THE TOP
EVERLASTING: 先行シングル。アルバムバージョンはキーボードソロが長くなっている。ベストアルバムにも収録。
LAST NEW SONG
DON'T TOUCH
THE FLAME
CHASING THE WIND: ベストアルバムにも収録。セルフカバーベストでは「ALONE」と改題。
SIGN OF REVOLUTION: ベストアルバムにも収録。セルフカバーベストでは「THE SIGN OF THE NEXT GENERATION」と改題。
CRY FOR THE DARK: ベストアルバムにも収録。
THE SUN GOES DOWN: 美しい旋律が印象的なインストゥルメンタル曲。

ライナーノーツ

本作のライナーノーツは、これまでのアルバムと同様に、FOOL'S MATE誌の早川洋介が担当しています。楽曲の解説やアルバム制作の背景などが詳しく解説されており、より深く作品を理解することができます。

『ONE FOR ALL - ALL FOR ONE』は、GALNERYUSの新たな可能性を感じさせる意欲作であり、彼らの音楽性の幅広さを示す作品と言えるでしょう。メロディックスピードメタルファンはもちろん、幅広い音楽ファンにおすすめできる一枚です。

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