ONE PIECE 3D 麦わらチェイス

ONE PIECE|ONE_PIECE 3D 麦わらチェイス』



ONE PIECE|ONE_PIECE 3D 麦わらチェイス』は、2011年3月19日に公開された日本のアニメーション映画で、名作漫画『ONE PIECE|ONE_PIECE』を原作とした劇場版の第11作目です。本作は、全編がフルCGで制作された初の試みであり、デジタル3D技術を活用したことでも注目を集めています。また、短編作品として制作され、上映時間は過去の作品の中でも最も短い部類に入ります。この作品は、「サバイバルの海 超新星編」の劇場版最終作でもあります。

本作は、同時上映として『トリコ 3D 開幕!グルメアドベンチャー!!』があり、合わせて上映されることで多くの観客の注目を集めました。入場者には、特製の3Dゴーグルを使用した『JHF 3Dコミックス』や、キャラクターカードのセットがプレゼントされるなど、観客を喜ばせる仕掛けが多く用意されています。

キャッチコピーは「世紀の冒険(-絆-)を、体感せよ!!!」としており、作品が持つ冒険と絆のテーマを強調しています。公開日と同時期に発生した東日本大震災の影響もあり、関東地区の舞台挨拶は延期されるなど、困難な状況でした。それにもかかわらず、初日2日間での興行収入は1億1,351万2,200円、動員は8万4,480人とする好スタートを切り、最終的な興行収入は7億9000万円に達しましたが、これはシリーズ歴代での最低記録となりました。

ストーリー


物語は、ルフィの大切な麦わら帽子が失われるという事件から始まります。麦わら帽子を奪ったのは、大ワシであり、ルフィと麦わらの一味はその追跡を決意します。数々の困難が待ち受ける中、彼らは帽子を取り戻すために奮闘します。

登場人物



また、本作にはオリジナルキャラクターも登場し、老海賊シュナイダー(声 - 山口智充)やその愛犬バズ(声 - 山口智充)、更にはバズが変身する大ワシも物語に深く関与します。

スタッフ


この作品の制作には多くの才能が集結しており、原作は尾田栄一郎が手がけ、脚本は堤泰之が担当しました。音楽は東京スカパラダイスオーケストラによるもので、本作の主題曲「Break into the Light 〜約束の帽子〜」は器楽曲として初めて使用されました。ビデオソフトは、2011年7月20日にBlu-ray DiscDVDで発売され、特に『トリコ』とのツインパックも話題となりました。

特記事項


本作は、SERENAとコラボしたオリジナルアニメDVD『潜入!!サウザンド・サニー号』も制作され、試乗者にプレゼントされるなどのプロモーション活動も行われました。

ONE PIECE|ONE_PIECE 3D 麦わらチェイス』は、視覚的な楽しさと冒険の魅力を兼ね備えた作品であり、ファンだけでなく多くの観客に新たな体験を提供した作品となっています。

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