OP PICTURES+フェス

OP PICTURES+フェス（オーピーピクチャーズ プラスフェス）

OP PICTURES+フェスとは、毎年夏から秋にかけて新宿のテアトル新宿で行われる、R15指定のピンク映画を特集した映画祭です。このイベントは、大蔵映画が2015年にスタートさせたもので、これまで成人映画館でしか観ることができなかったピンク映画を一般の観客に広めることを目的としています。誰もが楽しめるように、ピンク映画としてのエロティックな要素を保ちながら、R15+バージョンに再編集された作品が上映されます。

この映画祭は、テアトル新宿を皮切りに、順次大阪や名古屋などのテアトルグループの映画館でも開催され、年々注目を集めています。また、第27回日本映画プロフェッショナル大賞では特別賞を受賞するなど、その評価も高まっています。

開催の背景

通常、R18指定のピンク映画は70分という上映時間が規定されていますが、2016年度からはR15版の再編集により、作品によっては上映時間を伸ばす試みが増えています。この流れにより、元々R15版として制作し、その後R18版として短縮することも行われるようになりました。一般の劇場での上映が実現したことで、一般的な映画館に訪れる観客が楽しめる環境が整ったと言えます。また、女性客の獲得にも成功していることが報告されています。

大蔵映画映像部部長の斎藤豪計氏は、フィルムからデジタルへの移行がこの映画祭の誕生のきっかけであったと述べています。従来の成人映画館は、どうしても敷居が高く感じられるため、一般の客層にリーチする必要があったのです。本イベントは、そのニーズに応える形で成功を収めているのです。

プログラムの内容

OP PICTURES+フェスでは、上映される映画のラインナップは劇場によって異なりますが、テアトル新宿のプログラムが中心となります。観客は新たな視点でピンク映画を楽しむことができ、一般の映画ファンだけでなく特に女性層にも好評を得ています。多様な作品が取り揃えられ、親しみやすさが追求されたプログラムが展開されるため、毎年多くの観客が集まります。

映画の内容はもちろん、演出やストーリー展開にも工夫が凝らされており、エロティックな要素だけでなく、感動や楽しさを感じることができる作品に仕上げられています。そのため、ピンク映画に興味があったが観る機会がなかった方々や、映画を幅広く楽しみたいと考えている方にとって新たな発見の場ともなっているのです。

まとめ

OP PICTURES+フェスは、単なる映画祭としてだけでなく、ピンク映画の枠を超えた魅力が詰まったイベントです。その趣旨や背景を理解した上で、観客それぞれが新たな映画体験を見出す機会となります。映画を通じて異なる価値観や楽しみを見つけることができる非常に貴重な場と言えるのではないでしょうか。興味のある方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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