Oh!黄金サービス

『Oh!黄金サービス』の概要

『Oh!黄金サービス』は、1996年4月から9月までフジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組で、毎週月曜日の深夜に放送されていた。出演者には、今田耕司、東野幸治、板尾創路が名を連ねており、彼らの軽快なトークが番組の大きな特徴であった。

番組の背景

本番組は、前の半年間放送された『冒冒グラフ』の流れを汲んでいるが、異なるスタイルの内容にシフトしていた。『冒冒グラフ』は主にコントに焦点を当てていたのに対し、『Oh!黄金サービス』ではトークをメインにした企画が展開された。そのため、視聴者には新たな楽しみ方が提供されるようになった。収録は、吉本興業が運営する渋谷公園通り劇場で行われ、観客が入れられ、よりインタラクティブな演出が可能であったことも、番組の魅力の一つである。

主要なコーナー

1. 3menMC

このコーナーでは、ゲストが一人招かれ、今田、東野、板尾の3人が交代で1対1のトークを展開する。興味深いのは、トークを行っていない2人はヘッドホンを装着し、トークの内容を聞くことができないというルールである。このスタイルにより、トークの内容や反応がユニークなものとなり、視聴者を楽しませた。エピソードには、著名なゲストとして石立鉄男が参加したことなどがある。

2. どっちが見たいかコンテスト

このコーナーでは、2つのカーテンの背後に待機する女性たちのうち、どちらを見たいかを決める投票が行われる。カーテンを開けられるのは一方のみで、視聴者や出演者たちは、提示されたプロフィールを元に選択を行う。多数決の結果に基づいてカーテンが開かれ、どちらの女性が選ばれるのかという緊張感が視聴者を惹きつけた。

3. 街角ビンゴ

特製のビンゴカードを持って街を散策するこのコーナーでは、カードに書かれた様々な事象に遭遇すると、穴を開けていく。通常のビンゴルールに則り、参加者はビンゴを目指す。このセグメントは特定の場所で行われる際には「面白ビンゴ」というタイトルになり、多様なルールが設けられた。例えば、「表札ビンゴ」や「動物ビンゴ」、「野球ビンゴ」など、さまざまなテーマが設定されていた。

ビンゴのルールの一例

• - 表札ビンゴ: カードには名字が書かれ、実際の表札や郵便受けに記載されている名字が対象。
• - 動物ビンゴ: カードに書かれた動物の看板やポスター、模型を見つけることが条件。
• - 漫画ビンゴ: 登場した場所に漫画の単行本があれば、ビンゴ成立。
• - 釣りビンゴ: 漁船で釣った魚介類がカードにあれば有効。特に盛り上がる要素が多い。

エンディングテーマ

番組のエンディングテーマは、つばさによる「VANILLA」が使用されており、番組の雰囲気を盛り上げる役割を果たしていた。『Oh!黄金サービス』は、その軽快なトークとユニークな企画で、多くの視聴者に愛されたバラエティ番組であった。

もう一度検索