On・On・On

『On・On・On』概要

『On・On・On』（オンアンドオンアンドオン）は、1995年から2002年にかけて東海テレビで放送された音楽バラエティ番組です。全373回にわたって放送されました。

番組の特徴

この番組はJ-POP界の若手ミュージシャンたちが出演する深夜のバラエティであり、ブレイク前のアーティストたちが多く登場しました。中でも、シャ乱Qやウルフルズ、ゴスペラーズ、及川光博、馬場俊英などがレギュラーコーナーを持っており、彼らの個性が存分に活かされた内容となっています。

特に、及川光博の担当コーナー「愛と芸術の日々」は、どのように彼の独自のアプローチで展開されたかが印象的で、後にDVD化されるほどの人気を誇りました。

コーナー構成

番組内ではいくつかの基幹コーナーが設けられ、ミュージシャンの多様な魅力を引き出していました。中でも「CHECK THE ARTIST」コーナーではライブイベントやプロモーションビデオが紹介され、視聴者とのインタラクションを深める「HIT CHART」コーナーでは音楽CDの実売数や視聴者からのリクエストをもとに独自のランキングが発表されました。さらに、「Coming Generation」では東海テレビのライブイベントや祭りの模様も放送され、音楽と地域の繋がりを強調しました。

放送末期には、斎藤ノブによる「Nobu's Bar」や岡本真来の「わらしべ大作戦!」が主軸コーナーとなり、バラエティの色が強調されました。

タイトルの由来

タイトル「On・On・On」は、番組表上ではそのように表記されていましたが、実際のタイトルロゴでは「On3 ON・ON・ON」と表示されていました。また、正式な読みは「オンアンドオンアンドオン」とされますが、番組内では「オンネノンネノン」と発音されていました。このタイトルは、横山輝一の楽曲「On and On and On」にちなんだもので、彼自身もこの番組に出演していたことが特徴的です。

放送スケジュール

放送時間は、開始当初の1995年1月から2002年6月までさまざまに変動し、毎週水曜日の深夜に放送されていました。具体的な時間帯は、1995年の初めは24:25から24:55、1995年以降はその後10分延長されるなど、放送枠の調整が行われました。

主な出演者

番組では多くのアーティストがレギュラーコーナーを持ち、彼らの活動を支える場となりました。シャ乱Qの「奥さん熱いのいったろか?」やウルフルズの「師匠と弟子」、ゴスペラーズによる「誕生日Song For You」など、多彩なコーナーが展開されました。

この番組は、音楽が持つエンターテインメント性を最大限に引き出した作品であり、視聴者との距離感を縮める画期的な試みでした。若手アーティストの成長を見守ることができるプログラムとして、時代を超えて愛された番組であったと言えます。

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