One Song From Two Hearts/ダイヤモンド

コブクロ23枚目のシングル『One Song From Two Hearts/ダイヤモンド』：9年ぶりの両A面シングルが記録的大ヒット

2013年7月24日、人気デュオ・コブクロの23枚目のシングル『One Song From Two Hearts/ダイヤモンド』がワーナーミュージック・ジャパンからリリースされました。前作『紙飛行機』から8ヶ月ぶりのリリースとなる本作は、実に9年ぶりとなる両A面シングルという点で注目を集めました。

表題曲は、2013年のコブクロツアー「One Song From Two Hearts」のタイトルにもなった同名楽曲と、夏の風物詩として知られる高校野球の応援ソングとして書き下ろされた新曲「ダイヤモンド」の2曲。どちらもツアーで先行披露され、大きな話題を呼びました。

特に「ダイヤモンド」は、朝日放送の『熱闘甲子園』のテーマソングとして起用され、夏の高校野球シーズン中は阪神甲子園駅の列車到着メロディーとしても使用されるなど、社会現象にもなったと言えるほど大きな反響を呼びました。

シングルには、この2曲に加え、アルバム未収録の新曲「ラブレター」とそのインストゥルメンタルバージョン、そして両A面曲のインストゥルメンタルバージョンが収録されています。さらに、ファンサイト限定盤には、ツアー「One Song From Two Hearts」のツアーパンフレットと、同ツアーで初披露された新曲「未来切手」のライブ音源が同梱されるという豪華仕様でした。

楽曲の詳細を見ていきましょう。「One Song From Two Hearts」は、小渕健太郎さんが作詞・作曲を担当し、ミズノベースボールのCMソングにも起用されました。コブクロのシングル曲としては異例の短さとなる3分38秒という演奏時間で、初めて4分を切る楽曲となりました。一方、「ダイヤモンド」は、小渕健太郎さんによる作詞作曲で、5分38秒の長尺のバラードです。

「ラブレター」も小渕健太郎さんによる作詞作曲で、5分45秒という、聴き応えのある楽曲となっています。この曲はアルバムには収録されず、シングル限定でのみ聴くことができる特別な1曲です。

セールス面でも大きな成功を収め、『流星』以来4作ぶりに6万枚を超える初動売上を記録しました。これは、楽曲のクオリティの高さと、高校野球という国民的なイベントとのタイアップ効果が相乗効果を生み出した結果と言えるでしょう。

『One Song From Two Hearts/ダイヤモンド』は、コブクロの音楽的幅広さと、社会現象を巻き起こすほどの影響力を見事に示した作品となりました。その後、これらの楽曲は『One Song From Two Hearts』、『ALL TIME BEST 1998-2018』、『Seasons Selection〜Summer〜』、『ALL SEASONS BEST』といったアルバムにも収録され、長く愛される名曲として、現在も聴き継がれています。特に「ダイヤモンド」は、夏の高校野球を彩る名曲として、多くの人々の記憶に刻まれていることでしょう。

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