Ozone (島みやえい子のアルバム)

島みやえい子のミニアルバム『Ozone』は、2003年12月28日にFUCTORY Recordsからリリースされました。ビジュアルアーツが発売元であり、インディーズ時代における3作目のミニアルバムとして位置づけられています。

このアルバムは、I'veがトータルプロデュースを手掛けた初のアルバムという点で、島みやえい子のキャリアにおいて重要な作品と言えるでしょう。同人誌即売会「コミックマーケット65」の会場で販売され、後日には通信販売も行われました。

『Ozone』に収録された楽曲は、その後、島みやえい子のメジャーレーベルでの活動においても重要な役割を果たします。表題曲である「Ozone」は、メジャー2作目のミニアルバム『Endless Loop』に再収録されました。さらに、「銀河の子」は、彼女にとって初のフルアルバムとなる『O』に収録されています。

また、「十四の月」と「愛のうた」は、セカンドアルバム『ひかりなでしこ』に収録されるなど、アルバム全体として、島みやえい子の音楽性を広く示す作品集となっています。

2018年1月1日には、ボックスセット『I've C-VOX 2000-2014』にCD全曲が収録され、再び注目を集めました。

収録曲の一つである「宇宙の花(e)」は、中坪淳彦によるリアレンジバージョンであり、原曲はメジャー1作目のミニアルバム『ULYSSES』に収録されています。このように、『Ozone』は、インディーズ時代の作品でありながら、メジャーデビュー後の活動とも深く関わっていることがわかります。

『Ozone』は、島みやえい子の音楽のルーツを探る上で欠かせない作品であり、I'veサウンドを特徴づける重要な一枚と言えるでしょう。

収録曲

1. Ozone
2. 銀河の子
3. 十四の月
4. 愛のうた
5. 宇宙の花(e)

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