PAPILLON (島谷ひとみのアルバム)

アルバム『PAPILLON』の概要

『PAPILLON』（パピヨン）は、日本の歌手・島谷ひとみがリリースした初のオリジナルアルバムで、2001年6月27日にavex traxより発売されました。このアルバム名はフランス語で「蝶」を意味し、多彩な音楽スタイルとエキゾチックな雰囲気が特徴的です。また、同日に12インチシングルレコードもリリースされ、アルバムは瞬く間に全国的な注目を集めました。

アルバムの特徴

『PAPILLON』には、島谷のキャリアのスタートを飾る多くの楽曲が収められています。収録曲はラテンやエキゾチックなテイストが取り入れられており、彼女の独自の音楽性が色濃く反映されています。また、初回限定盤にはボーナストラックとして「パピヨン 〜papillon〜 (eastern butterfly)」が追加され、ファンにとって特別な一枚となりました。

デビューシングル「大阪の女」は演歌のスタイルを持ち、そのためアルバムには未収録となっています。しかし、「涙くんさよなら」や「風の街」、「手のひら」など、他のシングル及びカップリング曲が収められておらず、アルバム全体としては新しい楽曲の発表が重視されている様子が伺えます。

収録曲

1. パピヨン 〜papillon〜
日本語詞：康珍化 / 作詞・作曲：JANET JACKSON, JAMES HARRIS III AND TERRY LEWIS / 編曲：大槻『KALTA』英宣、上野圭市
- 日本テレビ系『FUN』の推薦曲で、3rdシングルとしても知られジャネット・ジャクソンの「Doesn't Really Matter」のカバー。「パピヨン」はアルバムの代表曲と位置付けられています。

2. Fantasista
作詞：村野直球 / 作曲・編曲：迫茂樹
- 力強いビートで聴く人を魅了する一曲です。

3. 市場に行こう
作詞：康珍化 / 作曲・編曲：迫茂樹
- TBS系『ワンダフル』の6月度テーマソング。

4. Last Shooting Star
作詞：野宮ユリエ / 作曲・編曲：大槻『KALTA』英宣

5. his rhythm
作詞：野宮ユリエ / 作曲：羽場仁志 / 編曲：大槻『KALTA』英宣

6. 解放区 (album version)
- kaneboのTVCMイメージソングとしても注目された。

7. motto…
日本語詞：島谷ひとみ / 作詞・作曲：MANNY BENITO, JIMMY GRECO AND RAY CENTERAS / 編曲：大槻『KALTA』英宣
- ジェニファー・ロペスの「Si Ya Se Acabo」のカバーであり、島谷が初めて日本語の歌詞を手がけた作品。

8. SPLASH
作詞：康珍化 / 作曲・編曲：上野圭市
- 4thシングル「市場に行こう」のカップリング曲。

9. sugary
作詞：野宮ユリエ / 作曲・編曲：山本“ジョージ”委千夫
- 心温まるメロディが魅力です。

10. thanksful
作詞：山本成美 / 作曲：shungo. / 編曲：大槻『KALTA』英宣

11. 絶対温度
作詞：村野直球 / 作曲・編曲：大槻『KALTA』英宣

12. Thinking of you
作詞：村野直球 / 作曲・編曲：Face 2 fAKE

そして、初回限定盤のボーナストラックとして、3rdシングルのリアレンジバージョン「パピヨン 〜papillon〜 (eastern butterfly)」も収録されています。これにより、アルバム全体がより一層魅力的な作品となっています。

結論

『PAPILLON』は島谷ひとみの多様な音楽スタイルを示す重要なアルバムであり、彼女のデビューを記念する価値ある一枚となっています。ファンのみならず、広く音楽を愛する人々にも楽しんでもらえる内容が盛り込まれています。

もう一度検索