PARACHUTE(パラシュート)
PARACHUTEは、日本のフュージョンバンドとして
1979年に結成されました。バンドは、当時スタジオワークやライブ演奏で注目されていた国内の若手ミュージシャンたちが集まり、スーパーグループとしてスタートを切りました。メンバーは、林立夫、斎藤ノブ、マイク・ダン、
松原正樹、今剛、安藤芳彦、
井上鑑、そして元メンバーとして小林泉美が在籍していました。
バンド名の「PARACHUTE」は、
サッカーに由来し、「どこからでもシュートを撃てるような音楽を目指す」という理念が込められています。また、彼らは「音楽はスポーツだ!」というキャッチコピーでデビューし、独自のパフォーマンススタイルを確立しました。
初の
アルバム『PARACHUTE from ASIAN PORT』を1980年5月にリリースし、その後も活動は続きますが、小林泉美が脱退し、その後の
アルバムではメンバーが変わります。1981年に発表した3rd
アルバム『HAERE MAI』は当初、2枚組での発売を予定していましたが、レコード会社との調整により、1枚のみのリリースとなりました。この
アルバムは短い曲が多く収録され、多様なサウンドを楽しませます。
1982年に海外で録音された4th
アルバム『Sylvia』をリリースした後、バンドは活動を一時休止しますが、2003年には「CROSSOVER JAPAN '03」で21年ぶりに再結成し、限定のライブを行います。2012年には東京で復活ライブを開催し、その後も活動を継続していきました。特に2014年には35周年を祝うライブツアーを行い、多くのファンに感動を与えました。
2015年にリリースされた『PARACHUTE 35th Anniversary LIVE ~栄養有ツアー2014』は、彼らの音楽の歴史を振り返る大切な作品となりました。
2016年には残念ながらギタリストの
松原正樹が急逝したものの、バンドはその後も新作をリリースし、ファンとの絆を深めています。特に
2016年に登場した
アルバム『NEVER LANDING』は、ライブ音源を収録した価値ある作品です。
メンバーのプロフィール
- - 林立夫(ドラム): 東京都出身。グループのリズムを支える重要な存在。
- - 斉藤ノブ(パーカッション): 京都府出身。多彩なパーカッションで音に深みを与えます。
- - マイク・ダン(ベース、ボーカル): ニュージーランド出身で、バンドの基盤を作るベース担当。
- - 松原正樹(ギター): 福井県出身。バンドのサウンドの顔とも言えるギタリストであった。
- - 今剛(ギター): 北海道出身。バンドの音楽的な多様性を象徴する役割を果たします。
- - 安藤芳彦(キーボード、ボーカル): 東京都出身。多才な音楽性を持つキーボーディスト。
- - 井上鑑(キーボード): 東京都出身。後に正式メンバーとして加入しました。
- - 小林泉美(元メンバー、キーボード、ボーカル): 千葉県出身。初期アルバムの制作に貢献しました。
PARACHUTEは、その多彩な音楽スタイルとメンバーの才能により、今なお多くの人に愛され続けています。これからも彼らの活動から目が離せません。