PENNY LANE 24

PENNY LANE 24（ペニーレーン・トゥエンティフォー）

PENNY LANE 24は、札幌市西区に位置する人気のライブハウスです。この会場は1982年に「PENNY LANE」としてすすきので誕生し、1990年にイベント制作会社ウエスの本社に移転しました。名称には「二十四軒」という駅名が含まれていますが、実際には地下鉄琴似駅に近く、札幌市の中心部からやや離れたエリアにあります。周囲には住宅やビルが混在しており、地元民にとっては親しみのある場所です。

アーティストと公演内容

PENNY LANE 24は、多種多様なジャンルの公演を受け入れることで知られています。主にプロミュージシャンのライブが行われますが、お笑いやアマチュアのパフォーマンス、さらには2011年からは演劇公演も取り入れるなど、その活動は多岐にわたります。有名アーティストの全国ツアーにも組み込まれることが多く、札幌の音楽シーンの中心的な存在として認識されています。ウエスやPENNY LANE 24が主催するイベントが多く見受けられますが、プロモーターについては制限がなく、多様な演者が集まる環境が魅力の一つです。

施設とアクセス

このライブハウスの収容人数は立席で約500人、座席設置時には172席または203席の設定が可能です。音響や照明の設備が整っており、ドリンクカウンターやコインロッカー（2Fカフェ50台、1Fロビー50台）が完備されています。場所は「札幌市西区二十四軒4条5丁目5-21 W'Sビル」ですが、アクセスも非常に便利です。地下鉄東西線の琴似駅からは徒歩3分、琴似バスターミナルからも徒歩4分の距離にあります。JR琴似駅からも徒歩13分ですが、駐車場は用意されていないため、公共交通機関の利用がおすすめです。

管理者とエピソード

5代目の店長である大槻正志は、音楽ライター出身で、尾崎豊から20歳の誕生日にインタビューを受けたという異色の経歴を持っています。さらには、彼は派手なパフォーマンスを行うミュージシャンのためにマッサージ資格を取得するなど、独特な一面も持っています。また、大槻が提供する鍋料理が名物として知られています。それは、スガシカオが「夜空ノムコウ」の歌詞をこの会場の楽屋で執筆したエピソードや、吉本興業のタカアンドトシが初めて漫才を披露した場所でもあったことから、スタッフやアーティストの間で親しまれる理由となっています。

系列店

PENNY LANE 24には系列のライブハウスとしてKRAPS HALL（クラップスホール）があります。この会場は立席で約200人、座席設置時には135席で運営されていましたが、2001年12月17日に開業し、2019年12月31日に閉店しました。

このように、PENNY LANE 24は、札幌の音楽文化において重要な役割を果たす施設であり、多くのアーティストや観客に愛され続けています。

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