PLAYFUL

アルバム『PLAYFUL』の魅力



『PLAYFUL』は堂本光一の待望の5枚目となるオリジナルアルバムで、2021年6月2日にジャニーズ・エンタテイメントからリリースされました。前作『Spiral』から約6年の時間が経過しており、待ち望まれていたファンには特に嬉しいニュースです。このアルバムのタイトルには「遊び心のある」という意味が含まれており、光一が今の自分を表現するというコンセプトに基づいて作られています。

特徴的な楽曲セレクション



収録されている楽曲の多くは海外の作家によるもので、堂本自身のオリジナル作は含まれておらず、主にエンターテインメントに特化した内容となっています。そのため、アルバム全体が非常に多様で、リスナーに新しい体験を提供するような作りになっています。アルバムは3つの形態で発売され、初回限定盤AとB、通常盤の各バージョンにそれぞれの特典が用意されています。

スクウェア・エニックスとのコラボ



アルバムの大きな注目ポイントは、ゲーム制作会社スクウェア・エニックスとのコラボレーションです。光一は『ファイナルファンタジー』シリーズの大ファンで、特に『ファイナルファンタジーXI』においては900日以上のプレイ時間があるほどです。これが関係のスタートとなり、同社の松田代表が光一の舞台を観た際に「新しいエンタメを一緒にできたら」と提案し、コラボレーションが実現する運びになりました。2019年の夏から制作が開始されたこのプロジェクトでは、光一が主人公の役を1人2役で演じるハイブリッド映像が特徴です。

初回限定盤の内容



初回限定盤Aではブレードスリルを感じる「V」のショートムービーと、そのメイキング映像が収録されています。また、ビジュアルの制作は『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』などのプロジェクトで知られる野末武志が担当し、音楽プロデュースには水田直志が携わっています。映像技術も先進的で、CGと実写を融合させた迫力ある映像が印象的です。4月にはこのムービーの完成を祝う発表会も開かれ、多くの注目を集めました。

初回限定盤Bにはアルバムの1曲目「Tik Tik Tik」のミュージックビデオや、ダンスバージョンの映像が収められたBlu-rayが含まれており、インタビューなどのコンテンツも楽しめます。通常盤には初回限定盤にはないボーナストラック「Loving You Slowly」が収録されており、ファンにとっては見逃せない要素も多いです。

発売とツアー



アルバムのリリースを記念して、光一の過去作品の音源もストリーミング配信されることになり、2021年8月18日からは『PLAYFUL』も世界169の国と地域で聞くことができるようになりました。さらに、6月20日からは全国アリーナツアーもスタートし、ツアーグッズにもスクウェア・エニックスとのコラボ商品が用意されています。

チャート成績



『PLAYFUL』は、初週で10.6万枚を売り上げ、オリコン週間アルバムランキングで1位を獲得しました。この成績はソロ名義としては特に注目に値し、光一にとっては前作に続く成功となっています。また、Billboard JAPANでも高い売上を記録し、その人気ぶりを証明しています。

アルバム『PLAYFUL』は、堂本光一の新たな一面を引き出す、エンタメの融合が感じられる作品となっており、ファンはもちろんのこと多くのリスナーに支持されることは間違いありません。

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