POP (山下久美子のアルバム)

アルバム『POP』の概要

『POP』（ポップ）は、山下久美子の11枚目となるスタジオ・アルバムで、1987年7月21日に日本コロムビアから発売されました。このアルバムのキャッチコピーは「これは夢見るポップです。」で、前作から約1年ぶりに登場しました。本作は『ロックンロール3部作』の2作目と位置づけられています。また、前作『1986』同様、著名なギタリストであり音楽プロデューサーの布袋寅泰がサウンド・プロデュースを担当しています。

再発売

『POP』は数回にわたり再発売されており、1990年5月21日にはCD価格を改定し再リリースされています。その後、1994年11月21日にはCD文庫1500シリーズの一環として再販されました。さらに、2009年4月20日にはオンデマンドCDとして再発売され、最近では2020年10月21日にデビュー40周年記念のベストアルバム『愛☆溢れて! 〜Full Of Lovable People〜』と同時に、UHQCD仕様で再び発売されました。

収録曲

アルバムには多様な楽曲が収められており、音楽ファンにとって印象的なトラックが揃っています。

SIDE A

• - WHY?

この曲は、安宅美春が1990年にリリースしたアルバム『孤独のRUNAWAY』でカバーされています。

• - Lilith (British Fantasy)

先行シングルとしてリリースされ、アルバムバージョンが収録されています。

• - Happy Birthday…to me
• - LADY×××POP!
• - Moonage-Rhapsody

SIDE B

• - TIRED OUT
• - LOVE & PEACE

こちらも安宅美春によるカバーがあり、1990年の『孤独のRUNAWAY』に収録されています。

• - BIBBIDI-BOBBIDI-BOO

同じく安宅美春がカバーした楽曲です。

• - STAY

先行シングル「リリス」のB面曲で、アルバムバージョンが収められています。

• - Rock me Baby

シングル「MELODY - from Liverpool」（EPレコード盤）のB面曲としてリリースされました。

• - BLUEZY

インストゥルメンタル曲です。

参加したミュージシャン

このアルバムには、著名なミュージシャンが参加し、音楽的な深みを増しています。音楽プロデュースは布袋寅泰によって行われており、彼はギターも担当しています。
副音声として、松井恒松や浅田孟（シーナ＆ロケッツ）がベースに、山木秀夫がドラムに参加しています。また、ホッピー神山がオルガンとキーボードを演奏し、コンピュータープログラムは松武秀樹と鈴木浩之によって行われました。
コーラスには、布袋寅泰と山下久美子が参加しています。

最後に

『POP』は、山下久美子のキャリアの中でも特に重要な位置を占めるアルバムであり、布袋寅泰の影響を受けながら制作された作品です。豊かなメロディーと多様な楽曲は、多くのファンの心に残るでしょう。また、再発売のたびに新しいリスナーに出会う機会を持つことができるのも、このアルバムの魅力の一つです。

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