PUBLUS

PUBLUS（パブラス）とは

概要

PUBLUS（パブラス）は、電子書籍ソリューションを開発・提供する企業で、株式会社ブックウォーカーのグループ会社として位置付けられています。元々は株式会社ACCESSが2010年に電子書籍事業に参入し、EPUB3に基づく電子出版プラットフォームの「PUBLUS」を提供していました。2024年1月31日、ACCESSからの会社分割により、電子出版事業を継承する形で株式会社PUBLUSが設立され、今に至ります。名前の「パブラス」は、「電子書籍に新たな価値をプラスする」という意味を込めています。

主な機能

PUBLUSは、EPUB3という世界標準の仕様に準拠した電子書籍・電子教材コンテンツの配信を可能にするトータル・ソリューションです。具体的には、PUBLUS Readerをはじめ、各種SDK、ECサービス、クラウドサービスを含む多様なサービスを展開しています。これにより、アプリやブラウザを介して迅速に電子書籍の配信システムを構築することが容易になります。

PUBLUSシステムの要素

• - コンテンツ管理: コンテンツの効率的な管理と配信を行います。
• - EPUBビューワ: EPUB3、HTML5、JPEG、PDFなど、豊富なフォーマットでの電子書籍の表示が可能です。
• - 運用業務のサポート: システムの提供だけでなく、日常的な運用業務の支援も受けられます。

PUBLUS Reader

PUBLUS Readerは、EPUB3に基づく標準仕様のビューアとして開発され、さらにはリッチコンテンツ（動画や音声）の配信もサポートする多機能な電子書籍ビューアです。対応プラットフォームはiOS、Android、Windows、Macと広範囲に及び、ダウンロード型とストリーミング型の両方を提供しています。特にプログレッシブダウンロードに対応しているため、ダウンロード中にもコンテンツを鑑賞可能という利便性があります。さらに、WebKitを基盤にHTML5をサポートしており、最新のWeb表現に対応しています。

ビューアのタイプ

1. PUBLUS Reader for Apps: iOS/Android/Windows/Mac向けにEPUB3コンテンツを表示するアプリとして提供。
2. PUBLUS Reader for Browser: ウェブブラウザを通じてEPUB3コンテンツを表示可能なビューア。

PUBLUS Lite

PUBLUS Liteは、以前のDocDriveという製品を改良し、特に専門書や教育関連の用途向けにリブランドされた電子書籍ビューワです。この製品はPDFやオフィスファイル、さらには音声・動画コンテンツをサポートし、高いパフォーマンスを誇っています。数百ページに及ぶPDF資料の正確なレンダリング技術や迅速な表示能力が特に評価されています。

導入事例

PUBLUSは多くの企業と提携しており、DMMブックスや幻冬舎plus、ASCII倶楽部、BOOK☆WALKERなど、様々なプラットフォームでの運用実績があります。これにより、魅力的な電子書籍体験を提供し、クライアントに高い満足度をもたらしています。

関連リンク

• - PUBLUS公式サイト
• - NetFront Browser NX

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