PUNK is FOLK

ガガガSPの企画アルバム「PUNK is FOLK(パンクイズフォーク)」は、彼らの音楽的なルーツに迫る意欲作です。通算9枚目のアルバムとして2010年4月13日にLD&K Records/俺様レコードから発売されました。

このアルバムの特徴は、ガガガSPの原点とも言えるフォークソングの名曲を、彼ら独自のパンクアレンジでカバーしている点にあります。単なるカバーアルバムではなく、パンクというフィルターを通してフォークソングの持つメッセージやエネルギーを再解釈し、新たな魅力を引き出しています。

収録曲は、日本の音楽史に残る著名なアーティストたちの楽曲が並びます。以下に収録曲とそのオリジナルアーティストを記載します。

1. 金もうけのために生まれてきたんじゃないぜ (作詞:忌野清志郎、作曲:肝沢幅一) - RCサクセションのカバー
2. 銭がなけりゃ (作詞・作曲:高田渡) - 高田渡のカバー
3. 告白のブルース (作詞・作曲:泉谷しげる) - 泉谷しげるのカバー
4. 関白宣言 (作詞・作曲:さだまさし) - さだまさしのカバー
5. 時にまかせて (作詞・作曲:金延幸子) - かねのぶさちこのカバー
6. 外は白い雪の夜 (作詞:松本隆、作曲:吉田拓郎) - 吉田拓郎のカバー
7. プカプカ (作詞・作曲:西岡恭蔵) - 西岡恭蔵のカバー

これらの楽曲は、いずれも日本のフォークソング史において重要な位置を占めており、多くの人々に愛され続けています。ガガガSPは、これらの名曲をただ再現するのではなく、彼らならではのパンクサウンドと熱いメッセージを込めて、新たな命を吹き込んでいます。

アルバム全体を通して、ガガガSPの音楽的なルーツと、彼らがフォークソングに対して抱く敬愛の念が伝わってきます。パンクというスタイルを通して、フォークソングの持つ普遍的なメッセージを現代に蘇らせる、意義深い作品と言えるでしょう。ガガガSPファンはもちろん、フォークソングファンにとっても必聴のアルバムです。

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