PigeonBlood

PigeonBlood

『PigeonBlood』（ピジョンブラッド）は、PIL/SLASHが制作したボーイズラブゲームです。2014年10月3日に18禁ゲームとして発売されました。

ストーリー

主人公・桐島和樹は、旧家である桐島家の次男として生まれました。兄であり当主の瑞樹が急逝したことで、思いがけず桐島家の当主の座を継ぐことになります。

当主となった和樹に最初に与えられた仕事は、桐島家に代々伝わる弔いの儀式「ふなうち」を49日間欠かさず行うことでした。儀式を行う間、和樹は桐島家が所有する長野の別荘に滞在することになります。

兄を弔うため別荘で静かに過ごす和樹の元に、ある日4人の青年が訪れます。彼らは皆、名家の御曹司でしたが、暇を持て余した彼らによって、和樹は理不尽な「ゲーム」を強いられることになります。来訪者たちの存在に怯える日々の中、別荘の周辺では奇妙な出来事が起こり始めます。

登場人物

桐島家

桐島 和樹（きりしま かずき）
声 - 松田春樹
主人公。身長172cm。桐島家の次男で、東京の大学に在学中。兄・瑞樹の急逝により桐島家最後の一人となり、当主の座を継ぐことになります。社交を兄に任せていたため、他家との交流経験がほとんどありません。桐島家の儀式に関する知識も乏しいです。兄を深く信頼し尊敬しており、疑うことを知らない優しい性格ですが、それが来訪者たちの暴挙を許すことにつながります。
桐島 瑞樹（きりしま みずき）
声 - 河村眞人
桐島家の長男であり、前当主。故人。両親の他界後、学生の身で当主となりました。弟の和樹を溺愛し、あらゆる危険から遠ざけようとしました。趣味は狩猟と日本画で、散弾銃とアトリエを所有していました。生前は個展を開くこともありました。

来訪者

美作 祥輔（みまさか しょうすけ）
声 - 佐藤タカ
身長183cm。大財閥・美芳グループの次男で、来訪者たちのリーダー格。桐島家とは縁戚関係にあります。美しい容姿と柔らかな口調とは裏腹に、言動は悪辣です。頭脳明晰で口が達者ですが、それは主に他人を陥れるために使われます。和樹に悪趣味な「ゲーム」を持ちかけた張本人。趣味は日本画で、瑞樹の個展を訪れたことがあり、その際に和樹を見かけていました。
橘 裕也（たちばな ゆうや）
声 - 髭内悪太
185cm。名門・橘財閥の次男。「昭和の怪物」と呼ばれた祖父に目をかけられて育ちました。和樹を「お嬢ちゃん」「子鹿ちゃん」と呼び蔑んでいます。恵まれた体格で腕力があり、並大抵の人間では敵いません。生前の瑞樹を狩りに誘ったことがあります。
雪ノ宮 透（ゆきのみや とおる）
声 - 634
178cm。大財閥・雪ノ宮家の次男。和樹に直接的な行動はしませんが、困っていても助けようとせず、傍観者を決め込みます。桐島家全体に良い印象を持っていないようで、シニカルな言動が多いです。綺麗なものや美しいものを好み、水沢のピアノの腕を高く評価しています。家族との折り合いが悪く、家に寄り付きません。
水沢 博嗣（みずさわ ひろつぐ）
声 - 清風涼
173cm。名門財閥・水沢家の長男。外見によらずピアノが特技で、セミプロ級の腕前を持っていますが、人前で演奏するのは苦手です。4人の中では比較的まともな精神の持ち主ですが、それ故に和樹から軽く見られることもあり、不満に思っています。手先が器用で機械の修理が得意です。

桐島家の関係者

和泉 馨（いずみ かおる）
声 - 錦戸智久
桐島家に代々執事として仕える和泉家の出身で、現在は執事見習い。瑞樹と同じく和樹を大切に思っていますが、桐島家の儀式を重要視するあまり、和樹の意に反する行動に出ることもあります。美作たちと和樹の間で行われている「ゲーム」をある程度把握しており、彼らの存在を快く思っていません。
四藤 依子（しどう よりこ）
声 - 宮本野明
桐島家所有の別荘で家事を一切取り仕切るお手伝いさん。和樹が儀式に使う注連縄の作製も担当しています。料理が得意で、材料と時間があれば大抵のものは作れます。普段は穏やかですが、桐島家の儀式のこととなるとヒステリックになります。美作たちの本性や「ゲーム」については何も知らず、彼らを和樹の友人だと思っています。
滝澤 昌之（たきざわ まさゆき）
声 - 中務貴幸
庭師として桐島家に勤める真面目な青年。庭仕事や買い出しのほか、依子には難しい力仕事を任されています。依子同様、美作たちが別荘に滞在している理由が「ゲーム」であることは知らされていません。
和泉 孝治（いずみ こうじ）
桐島家に仕える執事頭で、馨の父。東京の本宅で桐島家の一切を取り仕切っています。
大森 匡（おおもり たすく）
声 - 縞馬男爵
桐島家所有の敷地内に不法侵入してきた饒舌な男。腕にトライバルの刺青があります。軽妙な口調で和樹に「とある提案」をしてきますが、不法侵入に加え、職業についての話が二転三転するなど怪しい点が多く、自らを桐島の関係者であると主張します。

スタッフ

シナリオ - 片桐由摩、中条ローザ、松永也槻、喜屋武米助、金山じゅん
原画・キャラクターデザイン - コウジ
イメージ画 - 大石竜子
SDキャラクターデザイン - スズケン
音楽 – 鷹石忍、細井聡司、鈴葉ユミ、Music-Note.jp

挿入歌

オープニングテーマ「PigeonBlood」
ハッピーエンドテーマ「陽光の下で」
バッドエンドテーマ「忌唄」
上記3曲とも作曲・編曲は鷹石忍が担当。

外部リンク

PIL/SLASH公式サイト（18禁）

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