Planet patrol

Planet patrol (茅原実里)

「Planet patrol」は、声優・歌手として活躍する茅原実里の12枚目のシングル。2011年7月6日にGloryHeavenからリリースされました。作詞は畑亜貴、作曲は渡辺和紀が担当。

概要

前作「KEY FOR LIFE」から約5ヶ月ぶり、2011年3作目のシングルとして発売。収録された3曲は、それぞれ異なる魅力を持っています。

表題曲「Planet patrol」は、茅原が毎年河口湖ステラシアターで開催するライブ『SUMMER CAMP』を意識した、アップテンポなサマーソングです。夏の暑さや祭りの雰囲気をテーマに、今しか作れない作品を目指したという茅原。CDジャケットも、賑やかな夏のイメージを表現した遊び心満載のデザインとなっています。

また、この楽曲はラジオ『RUn LAN Radio』のエンディングテーマとしても使用されました。茅原の楽曲が自身のラジオ番組以外で主題歌として起用されるのは初の試みでした。

作曲陣には、これまで茅原のシングルを手掛けてきた菊田大介は参加せず、Elements Gardenの作曲家も不参加という、新たな試みが見られます。

発売を記念したTwitterキャンペーン「協力者求ム! 〜WANTED MINORI!〜」も開催され、ファンと共に盛り上げました。発売日には、茅原自身が「みのりんポリス」として秋葉原、新宿、池袋の店舗をパトロールし、大きな話題となりました。

ミュージック・ビデオ

Planet patrol

従来のPVとは異なり、楽曲の世界観とは異なるユーモラスなストーリーが展開されます。なんと「かるた競技大会」をモチーフにした、笑える内容です。

借金返済のため、主人公が競技かるたで賞金を稼ぐという物語。決勝戦では母親と対戦し、勝利するという感動的な結末を迎えます。茅原以外の俳優が出演している点や、リップシンクなしの映像である点も、これまでのPVとは異なる新たな試みです。

「いい意味でファンを裏切れる映像にすること」をテーマに制作されたこのPVは、楽曲のイメージとは良い意味で異なるサプライズに満ちています。

宇宙刑事みのりんポリス プラネットパトロール

ファンクラブイベント『MINORI'S BIRTHDAY VOL.4』で公開された、特撮調の短編ドラマを交えたミュージックビデオです。

CDジャケットやTwitterキャンペーンで展開された「みのりんポリス」を主人公に、悪の秘密結社CMBとの戦いを描いた物語。茅原自身が監修を務め、細部までこだわり抜いた作品となっています。茅原のサポートバンド「CMB」のメンバーや、ランティスの斎藤滋、茅原のマネージャー瀬野大介も出演しています。

purest note 〜あたたかい音

『Minori Chihara Live 2011 "SUMMER CAMP 3"』の舞台裏やライブ本編、ファンからのメッセージを収録した、感動的なPVです。

カップリング曲にPVが製作されるのは初の試みであり、1枚のシングルに複数曲のPVが収録されるのも初めてのことでした。ライブ映像を使用した構成も、新鮮な驚きを与えます。YouTubeやニコニコ動画のランティス公式チャンネルでも配信されました。

2018年には、河口湖ステラシアター公演10周年を記念したライブで、ファン参加型の新たなPVが制作され、7thアルバム「SPIRAL」の特典映像として収録されました。

収録曲

1. Planet patrol
作詞：畑亜貴、作曲・編曲：渡辺和紀
- 茅原の楽曲では初のラップが用いられています。
2. 赤い棘のギルティ
作詞：古屋真、作曲・編曲：増田武史（eyelis）
- 「熱い恋」をテーマにした、情熱的な楽曲です。
3. purest note 〜あたたかい音
作詞：こだまさおり、作曲・編曲：黒須克彦
- 東日本大震災後の想いを込めた、心温まるミディアムテンポの楽曲です。

チャート成績・評価

COUNT DOWN TV|COUNT_DOWN_TVでは21位、サウンドスキャンでは12位を獲得。hotexpressの山本純は、ジャケットデザインの意外性と、PVのシュールな世界観を評価。CDジャーナルは、楽曲のアッパーな雰囲気と、既存のジャケットデザインとは一線を画したデザインを評価しました。

「Planet patrol」は、茅原実里の新たな挑戦が詰まった、聴きごたえのある1枚です。

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