PlayStation 4のゲームタイトル一覧 (2020年)

2020年PlayStation 4ゲーム市場の動向

2020年は、年末に次世代機PlayStation 5（PS5）の発売を控えていましたが、COVID-19の流行による巣ごもり需要の高まりを受け、PlayStation 4（PS4）も依然として活況を呈していました。本記事では、2020年のPS4市場における注目タイトルや市場の動向について詳しく解説します。

パッケージ併売タイトルの動向

2020年1月には、『龍が如く7 光と闇の行方』が発売され、大きな話題を呼びました。主人公の交代やターン制RPGへのシステム変更、熱いストーリー展開などが評価され、人気を集めました。

4月には、『ファイナルファンタジーVII リメイク』が発売され、年末時点で949,379本を売り上げる大ヒットとなりました。オリジナル版からの大幅な進化や美麗なグラフィックが評価され、多くのファンを魅了しました。

6月には、『The Last of Us Part II』が発売されました。復讐をテーマとしたストーリー展開や衝撃的な内容が賛否両論を巻き起こしましたが、アクセシビリティ機能の充実度は高く評価されました。このノウハウは、後のリメイク版『The Last of Us Part I』にも活かされています。

7月には、元寇を題材としたアクションアドベンチャー『Ghost of Tsushima|Ghost_of_Tsushima』が発売されました。美しい日本の風景描写やアクション性が高く評価され、年末までに40万本以上を売り上げ、『ファイナルファンタジーVII リメイク』に次ぐヒットとなりました。

ダウンロード専売タイトルの動向

ダウンロード専売タイトルでは、『Fall Guys: Ultimate Knockout』が大きな注目を集めました。2020年8月の配信開始と同時にPS Plus加入者向け「フリープレイ」の対象となったことや、その分かりやすいゲーム性が人気を博し、全世界で最も遊ばれたPS Plus対象作品となりました。翌2021年の日本のPlayStation Storeダウンロードランキング（PS4部門）でも5位にランクインしています。

市場全体の動向

PS5の登場予告により、2020年秋以降は市場を牽引する作品が不足し、PS4全体の販売本数は前年比84.89％と減少しました。また、PS5への生産ラインの切り替えにより、PS4本体の供給不足が発生し、『ファイナルファンタジーVII リメイク』の本体同梱版が発売されたものの、数ヶ月にわたり品薄状態が続きました。

地域による嗜好性の違い

北米のPlayStation Storeダウンロードランキングでは『コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー』が1位を獲得したのに対し、日本では『FINAL FANTASY VII REMAKE』が9位にとどまりました。この結果は、地域によってユーザーの嗜好性が大きく異なることを示しています。

まとめ

2020年のPS4市場は、PS5の発売を控えた時期でありながらも、巣ごもり需要に支えられ、魅力的なタイトルが数多く登場しました。パッケージタイトルでは『龍が如く7』、『ファイナルファンタジーVII リメイク』、『Ghost of Tsushima|Ghost_of_Tsushima』などがヒットし、ダウンロード専売タイトルでは『Fall Guys』が大きな人気を集めました。PS5の登場により、PS4市場は徐々に縮小していくことが予想されましたが、2020年はPS4が最後に輝いた年と言えるでしょう。

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