PlayStation 5

PlayStation 5（PS5）

PlayStation 5（プレイステーション ファイブ、略称: PS5）は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）によって2020年11月12日に販売された最新の家庭用ゲーム機です。キャッチコピーは「Play Has No Limits（遊びの限界を超える）」として、新しいゲーム体験を実現することを目指しています。

概要

PS5には、ディスクドライブを搭載した「通常モデル」と、ディスクドライブがない「デジタル・エディション」の2種類が用意されています。通常モデルは、Ultra HD Blu-rayに対応しており、デジタル・エディションはダウンロード専用となっています。

このゲーム機は、超高速SSDを搭載しており、これによりゲームの読み込み速度が大幅に向上しています。プロセッサはAMD製のRyzen CPUとRadeon GPUを使用し、4K/120Hz出力、リアルタイムレイトレーシングに対応しています。また、「Tempest 3Dオーディオ」技術を用いた立体音響と、ハプティクス機能が強化されたDualSenseコントローラも魅力の一つです。ほぼ全てのPlayStation 4およびPlayStation VRゲームとの後方互換性も備えています。

別売りのPlayStation VR2を追加すると、高解像度のVR体験も楽しむことができ、ゲームの没入感が一層高まります。

歴史

PlayStation 5の開発は2019年に始まり、その後さまざまな公表や技術解説が行われました。2020年にはPS5のロゴや主要なハードウェアが発表され、正式に名称が決定されました。
6月には「The Future of Gaming」と題したイベントが行われ、多くのゲームタイトルとともに本体デザインが初めて公開されました。9月には販売日や価格、新作ソフトが発表され、発売前から盛り上がりを見せました。実際の発売日は11月12日で、この日は日本を含む7か国での発売が行われました。

2021年には全世界での販売台数が1,000万台を超え、2022年には2,000万台を突破。2023年には3,000万台、そして7月には4,000万台を達成しました。

ハードウェア

PS5は、CPU、GPU、メモリなどの性能がPlayStation 4の数倍に向上しています。特にGPUは、前世代機の約5倍の速度を実現しています。ストレージにはカスタムSSDを採用し、これにより過去に比べて劇的に短縮されたロード時間が特徴です。

SSDの最大速度は5.5GB/sに達し、一般的なHDD搭載のPS4に比べて約55〜110倍の速度向上が見られます。

また、PS5はNVMe M.2 SSDスロットを持ち、ユーザーは性能要件を満たした市販のSSDを装着してストレージを拡張することも可能です。

2つのエディション

PS5には、ディスクドライブ搭載の「通常モデル」と、ディスクドライブのない「デジタル・エディション」の2つがあります。デジタル・エディションは、ダウンロード専用ですが、2023年のCFI-2000シリーズ以降は、外付けドライブを接続することでディスク再生が可能になります。これにより、ユーザーの選択肢が広がります。

発売状況と供給

PS5の発売当初は、新型コロナウイルスの影響により製造が遅れ、需要が供給を上回る事態が続きました。しかし、2023年には状況が改善され、通常販売が復活しました。2024年以降も、PS5は引き続き人気を集めています。

結論

PlayStation 5は、ゲーム体験を一新するために多くの技術革新を搭載したゲーム機であり、今後の成長が期待されます。独自のデザインと高い性能によって、世界中のゲーマーに新たな体験を提供し続けています。

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