「pretty fever」(プリティ・フィーバー)は、声優・
寿美菜子の6枚目の
シングルとして、
2013年11月20日にMusicRay'nから発売されました。
音楽性
この楽曲は、ダンスロックの要素と
ライブハウスの熱気が混ざり合った、高揚感あふれるナンバーです。例えるなら、「クラッカーを鳴らす直前」のような、期待感に満ちた雰囲気が特徴的です。2番のAメロに登場する「周りが認めてるプロフィール」や「目指す未来」というフレーズは、声優という職業を表現していますが、楽曲全体のかわいらしさを強調するため、あえて聞き流せるような仕掛けが施されています。また、全編を通して登場する「like me」というフレーズは、寿自身が胸を張って歌える、お気に入りの部分だと言います。
ミュージックビデオ
ミュージックビデオ(PV)では、複数のスーツ姿の
男性が寿の周りを歩き回るシーンが印象的です。このスーツ姿の
男性たちは「日常」を、そして寿の周りを囲む大きな円は「自分の世界」を表現しており、寿自身が日常の中で葛藤する様子を描いています。また、ビデオの中で寿は、赤いスカートを履いた「現在の自分」と、モノトーンの衣装をまとった「未来の自分」という、対照的な二役を演じ分けています。
「pretty fever」は、
寿美菜子の
シングルとしては、前作「プリズム」から約5か月ぶりのリリースとなりました。全曲の作詞・作曲は、UNISON SQUARE GARDENの
田淵智也が担当しています。これは、1曲目の表題曲が寿のイメージを色濃く反映した楽曲であったため、カップリング曲も同様の方向性で制作したいという寿の意向を受けたものです。
シングルは、初回生産限定盤(SMCL-313/4)と通常盤(SMCL-315)の2形態でリリースされ、初回限定盤には、表題曲「pretty fever」のPVとTVスポットを収録した
DVDが同梱されています。
カップリング曲の「girly highester!」も、表題曲と同様に「女の子」をイメージした楽曲ですが、表題曲とは異なり、ライブでの盛り上がりを意識した、爽やかでストレートな、熱いロックソングに仕上がっています。
ジャケットは、信号機のポーズに飽きた青(緑色の服を着た寿)を、赤(赤と水玉の衣装を着た寿)が引き止めるという、ユニークなコンセプトで構成されています。
収録曲
1. pretty fever
2. girly highester!
3. pretty fever (Instrumental)
チャート
(チャートに関する情報は提供されていません)
参考文献
「
寿美菜子 「pretty fever」」『
声優グランプリ』
2013年12月号、
主婦の友社、
2013年11月9日。
「Minako Kotobuki -
寿美菜子-」『
声優アニメディア』
2013年12月号、学研パブリッシング、
2013年11月9日。
外部リンク
ソニー・ミュージックエンタテインメントによる紹介ページ (初回生産限定盤)
ソニー・ミュージックエンタテインメントによる紹介ページ (通常盤)