Qプラス

Qプラス（キュープラス）

『Qプラス』は2013年4月1日から2022年6月3日までの期間、琉球朝日放送（QAB）で放送されていた沖縄県向けのローカルニュース番組です。これは、同局が開局翌日にあたる2013年3月29日まで放送していた『ステーションQ』の後継として位置づけられ、視聴者に親しまれました。

番組は、5分間の天気情報を提供する「WeatherQ+」と、ローカルニュースの「NewsQ+」の2部構成となっており、視聴者に身近な情報をトピックごとに分かりやすく届けていました。具体的な放送時間は、当初18時25分から19時までの30分間だったが、2019年4月には18時15分から19時の時間帯に変更されました。この変更により、放送全体が10分拡大され、より充実した内容を提供することが可能になりました。

番組の構成と特色

毎週月曜日から金曜日にわたって放送され、毎日異なるテーマに基づくコーナーが設けられていました。月曜日の「Q+スポーツ部」では沖縄のスポーツに関するニュースを、火曜日の「VIVA!うちなーむん」では地元の農水産物や特産品の紹介を行っていました。水曜日は「旬なニュースを取り上げるQリポート」として、多岐にわたる出来事を報告。木曜日には「リュウキュウの自然」および「楽園の海」といった自然に関する特集があり、金曜日には「熱血!つり塾」が放送され、沖縄の釣りスポットを紹介していました。

これらの日替わりコーナーは、視聴者が興味を持つテーマを幅広くカバーし、地域の魅力を掘り下げるための工夫が凝らされていました。また、番組内では週替わりのプレゼント企画があり、美術展や音楽コンサートの招待券などが提供され、視聴者との交流の場を設けていました。

放送の終焉と後継番組

『Qプラス』は2022年6月3日に放送を終了し、9年2か月の歴史に幕を下ろしました。この後、2022年6月6日には新たな番組『CATCHY（キャッチー）』の放送が始まりました。新番組では、当番組で人気を博したニュースパート「NEWS CATCHY」が引き続き放送され、過去のキャスターの多くがそのまま新番組でも司会を務めました。

このように『Qプラス』は単なる情報提供に留まらず、さまざまな地域情報を深く掘り下げ、沖縄の文化や産業に光を当てる番組として位置付けられていました。また、放送のスタイルや内容は、地域住民の生活や関心と密接に結びついており、視聴者の日常生活に彩りを添える重要な存在でした。配信された情報は毎日の生活に直結したものであり、地域への愛着とも言えるものが視聴者と番組との間に生まれていました。

『Qプラス』は、その内容や運営の独自性から沖縄のローカルニュースとして多くの支持を集め、地元文化の発信源となったのです。

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