ステーションQ

ステーションQ（ステーションキュー）

『ステーションQ』は1995年10月2日から2013年3月29日まで琉球朝日放送が放送した沖縄県向けのローカルニュース番組です。この番組はQAB夕方のローカルニュースの第一号としてスタートし、開局翌日に放送を開始しました。初回放送時には、キャスターたちがその日の夜に全国的に有名な『ニュースステーション』での出演も果たしており、その当時の沖縄の情報発信の重要性が伺えます。

この番組は、テレビ朝日系の夕方ニュースが『ステーションEYE』から『スーパーJチャンネル』に移行した後も、タイトルを変えることなく放送が続きました。当初は沖縄本島や奄美群島、慶良間列島、さらに粟国・渡名喜島、硫黄鳥島をカバーする中継局が限られていましたが、2009年10月には宮古島と石垣島、2011年7月には大東諸島にも中継局が新設され、さらなる地域のニュースをカバーすることが可能となりました。この際には、那覇市の本社スタジオと結んで公開生放送が行われたことも注目されました。

『ステーションQ』は2013年3月29日をもって放送を終了し、合計17年半という長い歴史に幕を下ろしました。その後、この番組の後継として『Qプラス』がスタートし、新たに「ウェザーQプラス」と「ニュースQプラス」という2本立ての形式で展開されていきました。

放送時間

番組の放送は全て日本標準時で行われ、以下のような時間帯が設定されていました。

• - 1995年10月2日 - 2005年4月1日: 月曜 - 金曜 18:30 - 19:00
• - 2005年4月4日 - 2012年3月9日: 月曜 - 金曜 18:28 - 18:55
• - 2012年3月12日 - 2012年12月28日: 月曜 - 金曜 18:15 - 18:55
• - 2013年1月7日 - 2013年3月29日: 月曜 - 金曜 18:25 - 19:00

これらの変更は、直前に放送されていた『スーパーJチャンネル九州・沖縄』との番組編成によるものであり、番組の独自性を際立たせる要因となっていました。

キャスター陣

番組では複数のQABアナウンサーがキャスターとして活動しました。主なキャスターとしては、三上智恵、池原あかね、宮城さつき、比嘉鈴代、棚原勝也、上原典子、河合麗子、草柳悟堂が名を連ねていました。これらのキャスターは視聴者にとって未だに記憶に残る存在であり、沖縄の情報を届ける役割を果たしました。

タイトルロゴの変遷

番組のタイトルロゴには3つのバージョンがあります。

• - 初代（1995年10月2日 - 2006年10月31日）: 「ステーション」は「ステーションEYE」、そして「Q」は「QAB」を流用。
• - 2代目（2006年11月1日 - 2011年7月22日）: 「ステQ」と「STATION」を組み合わせたオリジナルロゴ。
• - 3代目（2011年7月25日 - 2013年3月29日）: 元の「ステーションQ」表記に戻りました。

『ステーションQ』は、沖縄の地域に特化したニュース番組として非常に多くのファンを持ち、多くの変遷を経ながらも地域の情報を伝え続けました。その影響は今なお沖縄のメディアシーンに残っており、地域住民の声を大切にする姿勢が評価されてきました。

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