QW-2 (ミサイル)

QW-2（前衛-2）は、中国の瀋陽にある119工廠で開発された携帯式防空ミサイルシステム（MANPADS）です。QW-1の後継として開発され、1998年のファーンボロー国際航空ショーで初めて一般公開されました。

開発と生産

QW-2は、パキスタンでAnza Mk-3としてライセンス生産されています。また、バングラデシュでもライセンス生産が行われており、国際的な普及が進んでいます。

特徴

QW-2の最大の特徴は、2波式のシーカーを採用している点です。これにより、敵のフレアなどによる妨害に対する耐性が向上しています。また、ロシアの9K310 イグラ-1との類似性が指摘されており、同等の性能を持つという推測もあります。

運用

中国人民解放軍陸軍では、95式自走対空機関砲の兵装として採用されています。砲塔左右の機関砲架上に連装発射機が装備されており、合計4発のミサイルを搭載可能です。

各型

QW-2: 携行型
CQW-2: 車載型

QW-2は、現代の航空戦において重要な役割を担う携帯式防空ミサイルシステムであり、中国の防空能力向上に大きく貢献しています。その高い性能と汎用性から、今後も広く運用されていくことが予想されます。

外部リンク

中国精密機械進出口総公司
日本周辺国の軍事兵器
SinoDefence
BDMilitaly.com

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