Qiball

Qiball（きぼーる）とは

千葉県千葉市中央区に位置するQiball（きぼーる）は、公共施設と商業施設が融合した官民複合施設です。この施設は、地域の子どもや子育て支援を推進し、生活や産業に関連する情報を発信する拠点として機能しています。中央区役所、千葉市科学館、子育て支援館、保健福祉センターなどが入居しており、多様なサービスを提供しています。

施設の概要

Qiballは地下1階、地上15階からなる建物で、具体的には以下のフロアがあります。1階から2階は商業施設があり、3から5階は子ども交流館、6階には子育て支援館が設置されています。さらに、7階から10階は科学館が配置され、11階には中央区役所、12から15階には中央保健福祉センターが設立されています。各フロアには独立したエレベーターが設けられており、アクセスが便利です。また、施設の特徴として、アトリウム部分に位置する巨大な球形プラネタリウムがあります。

この施設の名前「Qiball」は、「希望のボール」という意味を持ち、「Q」は球形のプラネタリウムを象徴しています。名称は2007年1月に市民の投票によって決定されました。

背景と沿革

Qiballの設立は1992年に遡り、当時のバブル経済崩壊後に商業機能が低下した中央区の活性化を目的として始まりました。千葉市は1993年に旧扇屋ジャスコの跡地を取得し、再開発プロジェクトが展開されました。最終的に約199億円の総事業費をかけて、2007年に商業部分が先行開館し、公共施設が一緒に開館しました。

施設の機能

千葉市科学館

千葉市科学館は「人が主役」とする参加型の科学館です。ここでは定期的に行われる講座やワークショップを通じて、来館者が科学に直接触れられる機会が提供されています。館内にはテーマごとに分けられた展示室があり、宇宙や地球など様々なテーマに基づいたプログラムが展開されています。特に、プラネタリウムは23メートルのドーム型スクリーンで、1,000万個を超える星を投影することが可能です。

千葉市子ども交流館

この施設は子どもたちが放課後や休日に利用できる遊び場で、入館料は無料です。親子での交流や学びの場を提供するべく設計されています。

千葉市子育て支援館

子育て支援館は、就学前の子供とその保護者を対象とした施設で、地域の子育て支援センターとしての役割を果たしています。親子で遊べる場や、子育てに関する相談や情報提供の場を設けています。

千葉市中央保健福祉センター

このセンターは、健康や福祉に関する相談やサービスを提供し、地域の相談窓口として機能しています。さまざまな健康診断や申請業務も行っています。

アクセス

Qiballは交通の便も良く、千葉都市モノレールの葭川公園駅から徒歩4分、京成電鉄の千葉中央駅から徒歩5分、JR千葉駅から徒歩15分程度の距離にあります。バス利用者は、中央三丁目バス停からすぐアクセスできます。

まとめ

Qiballは、千葉市内における地域支援や子育て支援に特化した多機能な複合施設として、多くの人々に親しまれ、利用されています。地域住民のニーズを反映したサービスを提供し、地域の発展に寄与する存在となっています。

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