Qlair

Qlair（クレア）に関する詳細

Qlair（クレア）は、1991年にフジテレビが主催したタレント育成講座「乙女塾」から誕生した女性アイドルグループです。このグループは、当時のアイドルブームにおいて、CoCoやribbonのような先行アイドルたちとは一線を画した「アーティスト路線」を採用し、各メンバーがハーモニーを重要視した歌唱スタイルで活動しました。グループ名は、ギルバート・オサリバンの名曲「クレア」に由来しており、コンサートのオープニングでは必ずこの楽曲が流れ、終演時には「アローン・アゲイン」が流れるという恒例がありました。

メンバー紹介

今井佐知子（いまい さちこ）

1973年12月27日生まれ、神奈川県出身。乙女塾の4期生として活動し、主に低音パートを担当。Qlair解散後はタレントとして活躍し、テレビ番組のレポーターや舞台への出演も経験しましたが、1995年のライブを最後に引退しました。

井ノ部裕子（いのべ ひろこ）

1973年12月28日生まれ、埼玉県出身の5期生で、主に高音パートを担当。多くの音楽プロジェクトでコーラスやボーカル参加しており、現在はIN:QBE名義で活動しています。

吉田亜紀（よしだ あき）

1976年2月18日生まれ、同じく5期生にあたるメンバーです。主に中音パートを担当し、女優としても活動していました。後には「FLAGS」というユニットで再デビューを果たしました。

グループの歴史

Qlairは、1993年末に突然活動休止の通告を受けました。翌年の春に活動を休止することになったものの、その時期はメンバーにとって辛いものでした。ファンへの直接の報告もなく、メンバーは最後の活動期間を笑顔で過ごし続けたため、彼女たちの苦悩は多くのファンに知られないままでした。元メンバーの今井は、この経験が非常に辛いものだったと語っています。

2005年にはベスト盤のリリースを機に、メンバーが再集結し未発表曲のレコーディングが行われました。活動休止後もメンバー同士のつながりは続き、2008年には井ノ部が参与するパーティーに他のメンバーも顔を出すなど、交流が見られます。

2020年には過去のベストアルバムが生産限定盤としてリリースされ、その後もメンバーのソロ活動が活発化しました。2023年には今井がライブに出席し、自らの歌を披露する姿が見受けられ、ファンの間での期待が徐々に高まっています。

音楽活動

Qlairの音楽活動において、シングルやアルバムが多くリリースされました。代表的な作品には「Goodbye Cybele」や「FIORITA QLAIR」などがあり、ビジュアルやコンセプトにも力が入れられています。また、テレビやCMにも出演し、幅広いメディアで活躍しました。

Qlairは、アイドルグループとしての地位のみならず、音楽アーティストとしての評価をも受け続けており、今後のさらなる活動にも注目が集まっています。

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