RADWIMPS 2 〜発展途上〜

『RADWIMPS 2 〜発展途上〜』は、2005年3月8日にリリースされたRADWIMPSの2枚目のアルバムです。インディーズ時代最後のアルバムとして、彼らの音楽性の発展を象徴する作品となっています。

背景

本作は、現在のメンバー構成となってから初めてのアルバムであり、その後のRADWIMPSの躍進を予感させる作品です。特に、『RADWIMPS 4〜おかずのごはん〜』の大ヒットの影響を受け、本作も『RADWIMPS』と共にロングセラーとなりました。ジャケットデザインはマツザキリョウが担当しています。

RADWIMPSの楽曲は2020年5月15日にストリーミング配信が解禁されましたが、2023年現在、本作品のストリーミング配信はまだ解禁されていません。

収録内容と楽曲解説

アルバムには、以下のような楽曲が収録されています。

愛（かな）し 〜明くる明け〜: 「愛し」の一部分を切り取った楽曲です。
なんちって: メジャーデビュー以降もライブでの定番曲として、ファンからの人気が非常に高い楽曲です。インディーズ時代の楽曲の中でも特に人気があります。
そりゃ君が好きだから:
夢見月に何想ふ: 2015年の「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤」でアレンジが加えられ、2006年以来の演奏となりました。
ノットビコーズ:
愛（かな）し: アルバムのキーとなる楽曲で、後にシングルカットされ、3rdシングル『へっくしゅん/愛し|へっくしゅん_愛し』として発売されました。2022年には、RADWIMPS初のTikTok LIVEで演奏する楽曲のリクエストで上位に入る人気ぶりを見せました。2023年の「ボクンチ忘年会2023」では、「RADWIMPS LIVE 2013 春ウララレミドソ」以来、約10年ぶりに演奏されました。
うぃんぷす学園休み時間: 寸劇です。
ヒキコモリロリン: 歌詞に登場する「田中昌也」は、野田洋次郎さんの中学時代の担任の先生の名前です。
着席: 「うぃんぷす学園休み時間」の続きで、一言のみの短いトラックです。
俺色スカイ: インディーズ時代の楽曲の中でも、ライブで演奏される頻度が高い楽曲です。
音の葉: アルバムの中で唯一、野田洋次郎さんが編曲としてクレジットされています。2011年のツアー「絶体延命」や2015年の「10th ANNIVERSARY LIVE TOUR RADWIMPSの胎盤」では、野田さんのピアノ弾き語りで演奏されました。
シリメツレツ:
祈跡 -in album version-: 2ndシングルの表題曲のアルバムバージョンで、シングルバージョンとはアレンジが異なっています。
ララバイ: このアルバム以降にリリースされるアルバムの最後に収録される楽曲は、バラードである傾向があります。

本作は、RADWIMPSの初期の音楽性を知る上で重要な作品であり、彼らの成長過程を垣間見ることができる貴重なアルバムと言えるでしょう。

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