REICO

REICO（れいこ）とは

REICOは、日本の音楽シーンにおいて特異な存在感を持つデュオグループで、メンバーは堀口和男と田口俊から成ります。彼らはアルファレコードからデビューし、1980年代の初頭にかけてシングルとアルバムをリリースしましたが、のちに活動を終えることとなります。

デビューと活動のハイライト

REICOは、1980年代初めに音楽シーンに鮮烈な印象を残しました。彼らのデビューシングルである「ナビゲーターラヴァー」とカップリングの「12月の航空便」は、聴く者の心をつかむメロディと歌詞が印象的です。このような楽曲は、彼らの資質を多くのファンに知らしめるきっかけとなりました。以降も、「ジェニファー」や「ペーパー・セスナ」といった楽曲をリリースし、次第にその名前は広まりつつありました。

その後、REICOはインビテーションレコードに移籍し、新たな作品を展開することになります。特に1983年に発表されたアルバム『REICO』は、彼らの音楽的成熟を象徴する一枚となり、ヒット曲を多数含んでいます。この作品には「蒼いアクアリウム」や「Weather Report D.J.」など、聴きごたえのある楽曲が収録されています。

アルバムの詳細

1. REICO（1983年）
- A面
1. Navigator Lover
2. Paper Cessna
3. Hello CQ
4. トラブルTOKYO
5. 君に
- B面
1. 蒼いアクアリウム
2. 12月の航空便
3. Weather Report D.J.
4. Coaster
5. Jennifer
- このアルバムは、堀口和男と田口俊の作詞・作曲によるもので、全体の編曲も彼らの手によるものでした。特に「Navigator Lover」は多くのリスナーの心に残る名曲となっています。

2. OFF LIMITS（1985年）
- A面
1. 凪Noon
2. ロールシャハ・ジャングル
3. 海岸電車
4. 連弾
5. ワイパー・ソング
- B面
1. 失われたエンジェル
2. ガラスの星座標
3. 金色のAnt Lion
4. 雨のソリスト
5. ある日どこかで
- このアルバムは、特に田口俊の影響が強く、彼が手がけた楽曲は多彩な表現を紹介しています。全曲編曲はREICO自らの手によっとり、一貫したスタイルが光ります。

解散後の活動

残念ながら、REICOは1980年代の終わりに解散します。しかし、田口俊はその後、作詞家としてのキャリアを確立し、多くのヒット曲を生み出しました。堀口和男も音楽活動は続けているため、彼らの音楽は今もなお続いています。

REICOの音楽は、その時代の雰囲気を反映した作品であり、聴く者に深い情感を与えるものです。彼らのデュオとしての活動は短命でしたが、その足跡は多くのファンに語り継がれています。このように、REICOは日本のポップミュージックの歴史の中で特別な存在であることを示しています。

もう一度検索