REOスピードワゴン

REOスピードワゴンについて

REOスピードワゴン（REO Speedwagon）は、アメリカのロックバンドで、1967年にイリノイ州で結成されました。彼らは1971年にデビューし、当初は目立った商業的成功を得られず、地道なライブ活動を続けていました。しかし、1980年代に入ると「禁じられた夜」（Hi Infidelity）がヒットし、バンドの人気が急上昇しました。これにより、REOスピードワゴンはアメリカン・ロックの重要なグループとして広く認識されるようになりました。

初期の歴史

REOスピードワゴンは、ニール・ドーティやアラン・グラッツァーを中心に結成されました。バンド名は1930年代のアメリカの自動車モデル「スピードワゴン」に由来しており、創業者の頭文字を取っています。

デビューからは、年間300本以上のライブを行い、各地のクラブや大学で演奏を重ねました。1971年にファーストアルバム『REOスピードワゴン・デビュー』をリリースし、ボーカルのテリー・ルトゥレルを解雇したことで、バンドは新たなスタートを切ります。

ケヴィン・クローニンの加入

1972年、ノウハウを持ったケヴィン・クローニンが加入します。彼はテリーの後任として活動を始め、2枚目のアルバムをリリース。この時期から、バンドの日々の活動が変化し、徐々に名を知られるようになりました。しかし、バンドは様々なトラブルの中で新たなボーカルを加えたり、元メンバーが脱退したりと変遷を辿ります。

幕開けの1980年代

1980年代の初めに『禁じられた夜』をリリースし、アルバムは全米チャートで15週連続1位を記録するなど、商業的成功を収めました。この作品は最終的に1000万枚以上のセールスを達成し、REOスピードワゴンの名前を全国的に広めることに貢献しました。特に「キープ・オン・ラヴィング・ユー」は大ヒットを記録し、バンドの代表曲とされています。

活動の変遷と復活

1991年に一時活動を休止しましたが、1992年から再開し、以降もアルバムをリリースし続けています。歴代メンバーの出入りもありましたが、基本的なスタイルは保たれ、音楽の方向性も時代に合わせて変化してきました。1996年には新たなレーベルに移籍し、そこでまた新しいアルバムに取り組むことになります。

現在の状況

現行メンバーは、創立メンバーのニール・ドーティと、長年在籍しているケヴィン・クローニンを含む5人。バンドは今もなお、ツアーを行い新たなファンを獲得しています。特に80年代のヒット曲は、今でも多くのリスナーに愛されています。近年ではクリスマスアルバムのリリースもあり、幅広い層に支持を得ています。

結論

REOスピードワゴンは、過去50年以上にわたってアメリカンロックシーンでその存在を保ち続けてきたバンドです。その音楽とパフォーマンスは今でも多くの人々に影響を与え続けており、彼らのキャリアはまだまだ続きます。今後の彼らの活動にも期待が寄せられています。

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