RIZIN LANDMARK 7

RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijan 大会レポート：アゼルバイジャンでの激闘

2023年11月4日、日本の総合格闘技団体RIZINは、アゼルバイジャンのバクーにあるナショナル・ジムナスティックス・アリーナで、歴史的な海外大会RIZIN LANDMARK 7 in Azerbaijanを開催しました。この大会は、RIZIN初の海外進出というだけでなく、RIZINフェザー級王者ヴガール・ケラモフとRIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2019 ライト級トーナメント優勝者トフィック・ムサエフといったアゼルバイジャンのスター選手たちが所属する団体として、特別な意味を持っていました。

今大会の最大の注目は、なんと言ってもRIZINフェザー級タイトルマッチ。王者ケラモフと挑戦者鈴木千裕による激突は、1ラウンドという短い時間の中で、ドラマチックな展開を見せました。1ラウンド開始早々、テイクダウンを奪われた鈴木でしたが、見事なペダラーダからのパウンドでケラモフをKO。衝撃的な勝利で鈴木が新王者に輝き、ベルトを奪取しました。

タイトルマッチ以外にも、アゼルバイジャン代表選手とRIZIN世界選抜選手による対抗戦が繰り広げられました。この対抗戦は、両国のプライドを懸けた熱い戦いが展開され、最終的にはRIZIN世界選抜チームが3勝2敗で勝利を収めました。各試合において、選手たちは高い技術と激しい闘志を見せ、会場を熱狂の渦に巻き込みました。

さらに、今大会では、RIZIN LANDMARKシリーズでお馴染みの六角形のゲージではなく、Bellatorなどで使用されているサークルケージが採用されました。異なるケージでの試合は、選手たちの戦術や試合展開にどのような影響を与えたのか、興味深い点です。

大会は、プレリミナリーカード5試合と、オープニングセレモニーを挟んだメインカード5試合の計10試合で行われました。プレリミナリーカードでは、アゼルバイジャンの選手たちが活躍を見せ、メインカードでは、タイトルマッチを含む白熱した試合が展開されました。地上波では、三重テレビ放送が12月2日に録画放送を行い、多くの視聴者に大会の興奮が届けられました。

以下、主な対戦カードの結果です。

プレリミナリーカード

第1試合：○ ハサン・メジエフ vs × コンスタンティン・メルクロフ (1R 2:32 リアネイキッドチョーク)
第2試合：× クエンティン・ドミンゴス vs ○ ショータ・ベトレミドゥゼ (1R 5:00 TKO)
第3試合：× イリヤール・アスカノフ vs ○ ヴラディスラヴ・ルドニエフ (3R終了 判定0-3)
第4試合：× ホアレス・ディア vs ○ イルホム・ノジモフ (3R終了 判定0-3)
第5試合：○ アナスタシア・スヴェッキスカ vs × ファリダ・アブドゥエバ (2R 4:20 アームバー)

メインカード

第6試合：× トゥラル・ラギモフ vs ○ キム・ギョンピョ (1R 0:21 KO)
第7試合：○ メイマン・マメドフ vs × フェリット・ギョクテペ (3R終了 判定3-0) ※ジャスティン・スコッギンスの欠場によりギョクテペが代役出場
第8試合：× ナリマン・アバソフ vs ○ アリ・アブドゥルカリコフ (3R終了 判定0-3)
第9試合：○ トフィック・ムサエフ vs × 武田光司 (3R 2:03 TKO)
第10試合：× ヴガール・ケラモフ vs ○ 鈴木千裕 (1R 1:28 KO) ※鈴木千裕が新王者に

この大会は、RIZINの国際的な展開において大きな一歩となりました。アゼルバイジャンでの成功を踏まえ、今後RIZINが世界へと羽ばたいていくことが期待されます。

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