ヴガール・ケラモフ

ヴガール・ケラモフ：RIZINフェザー級王者からの軌跡

ヴガール・ケラモフは、1992年2月20日生まれのアゼルバイジャン出身の総合格闘家です。彼は、散打、柔道、コンバットサンボといった様々な格闘技を幼少期から学び、その経験を土台に総合格闘技の世界へ足を踏み入れました。

華々しいデビューとRIZINでの活躍

20歳でプロデビューを果たしたケラモフは、その後約7年間負け知らずの連勝街道を突き進み、10連勝という輝かしい戦績を収めました。2020年、その圧倒的な強さを認められ、RIZINと契約。RIZIN初戦では元PXCバンタム級王者のカイル・アグォンを判定で下し、日本でのキャリアをスタートさせました。

続くRIZIN.28では、RIZINフェザー級王者・斎藤裕と対戦。激しい攻防を繰り広げましたが、惜しくも判定で敗れ、7年間に渡る連勝はストップしました。しかし、この敗戦を糧にケラモフはさらなる進化を遂げます。

王座奪取への道

2022年には、中島太一、山本空良といった強豪選手を相手に勝利を重ね、着実に実力を証明。中原由貴との対戦は椎間板ヘルニアにより欠場を余儀なくされましたが、2023年4月、堀江圭功を相手に圧巻の勝利を収め、王座挑戦への道を切り開きました。

そして、2023年7月30日、超RIZIN.2のRIZINフェザー級王座決定戦で朝倉未来と対戦。試合開始早々にテイクダウンを奪い、マウントポジションから圧倒的なグラウンドコントロールで攻め続け、リアネイキッドチョークで一本勝ち。見事、RIZINフェザー級王座を獲得しました。

王座陥落からの復活劇

王座獲得後、母国アゼルバイジャンで開催されたRIZIN LANDMARK 7では、鈴木千裕を相手に防衛戦に臨みました。序盤にテイクダウンを奪うも、鈴木のペダラーダを受けKO負け。王座陥落という悔しい結果に終わりました。

その後、ケラモフは、アゼルバイジャンでの騒動に関与したとして、一時来日禁止処分を受けます。しかし、関係者との和解が成立し、冤罪であることが判明、嫌疑は完全に晴れました。

そして、約1年ぶりにRIZIN LANDMARK 10に復帰。元Rebel FCフェザー級王者の摩島一整と対戦し、1R開始早々に右フックでダウンを奪い、肘打ちで追撃、TKO勝利を収め、見事な復活劇を飾りました。

ケラモフの強さと魅力

ケラモフの強さは、様々な格闘技を融合させた高い総合力にあります。レスリングをベースとしたテイクダウン能力、そしてグラウンドでの圧倒的なコントロール、そしてスタンドでの打撃技術も高く、非常にバランスの取れたファイターです。

また、常に前向きで積極的なファイトスタイル、そして持ち前の明るさと笑顔も、彼の大きな魅力となっています。

今後の活躍にも期待がかかります。

戦績

プロ総合格闘技の戦績は、RIZINの公式ウェブサイトやその他の格闘技情報サイトで確認できます。

参考情報

RIZIN公式ウェブサイト
RIZIN公式YouTubeチャンネル
* ケラモフのSNSアカウント (Twitter、Instagramなど)

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