RIZIN.38

RIZIN.38 大会概要

2022年9月25日、埼玉県さいたま市さいたまスーパーアリーナにて開催された、湘南美容クリニック presents RIZIN.38は、日本の総合格闘技イベントRIZINの大会の一つです。本大会は、同日に開催された超RIZINに続く第二部として、午後4時10分から開始されました。超RIZINとの二部構成はRIZIN史上初となります。

本大会は、超RIZIN終了後のハーフタイムショーと休憩を挟んで開催されたため、観客は続けて両大会を楽しむことができました。この二部構成と、続けて観戦できるという利便性から、チケット価格は通常よりも高額に設定され、最前列のVVIP席はなんと100万円というRIZIN史上最高額となりました。

さらに、本大会は動画配信サービスやスカパー！に加え、ABEMAでもPPV配信されたことが特徴的です。これは、RIZINの視聴機会を拡大する上で大きな一歩となりました。

大会注目ポイント

本大会の大きな注目ポイントは、RIZINと提携関係にあるアメリカの総合格闘技団体Bellatorの専属選手である堀口恭司選手の日本凱旋試合でした。RIZIN.26以来約1年9ヶ月ぶりの日本での試合となった堀口選手は、メインイベントで金太郎選手と対戦し、2ラウンドで肩固めによる一本勝ちを収めました。

また、RIZIN.37から開始されたRIZIN WORLD GP 2022 スーパーアトム級トーナメントの準決勝も開催されました。このトーナメントは、日本の女子格闘技界を盛り上げる上で重要な役割を担っており、多くのファンが注目していました。準決勝では、浜崎朱加選手とパク・シウ選手、伊澤星花選手とアナスタシア・スヴェッキスカ選手が激突しました。

第4試合終了後には、榊原信行CEOからRIZIN LANDMARK 4の開催が発表され、同大会で対戦する弥益ドミネーター聡志選手と平本蓮選手が登場するというサプライズもありました。

対戦カード詳細

以下、各試合の結果です。

第1試合: 大原樹理 vs. ルイス・グスタボ (ルイス・グスタボが1R 1:24 TKO勝ち)
第2試合: 萩原京平 vs. 鈴木千裕 (鈴木千裕が2R 2:14 リアネイキッドチョークで勝利)
第3試合: シビサイ頌真 vs. カルリ・ギブレイン (シビサイ頌真が1R 1:48 リアネイキッドチョークで勝利)
第4試合: 扇久保博正 vs. キム・スーチョル (キム・スーチョルが判定勝ち)
第5試合 (RIZIN WORLD GP 2022 スーパーアトム級トーナメント準決勝): 浜崎朱加 vs. パク・シウ (パク・シウが判定勝ち、決勝進出)
第6試合 (RIZIN WORLD GP 2022 スーパーアトム級トーナメント準決勝): 伊澤星花 vs. アナスタシア・スヴェッキスカ (伊澤星花が2R 4:56 アームバーで勝利、決勝進出)
* 第7試合: 堀口恭司 vs. 金太郎 (堀口恭司が2R 2:59 肩固めで勝利)

カード変更

選手の負傷などにより、当初の対戦カードに変更がありました。RENA選手の負傷により、伊澤星花選手 vs. RENA戦は、アナスタシア・スヴェッキスカ選手がRENA選手の代役として出場しました。

まとめ

RIZIN.38は、超RIZINとの二部構成、豪華な対戦カード、そして高いチケット価格など、様々な点で話題を呼んだ大会となりました。堀口恭司選手の凱旋試合やRIZIN WORLD GPの準決勝など、見どころも多く、日本の総合格闘技シーンを盛り上げる上で重要な役割を果たしたと言えるでしょう。今後のRIZINの展開にも期待が高まります。

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