扇久保博正

扇久保 博正（おうぎくぼ ひろまさ）

扇久保博正は、1987年4月1日生まれで日本のプロ総合格闘家であり、YouTuberです。岩手県久慈市の出身で、現在はTHE BLACKBELT JAPANに所属しています。彼は修斗の世界フライ級とバンタム級の二つの階級で世界王者となった唯一の選手であり、そのキャリアにおいて数々の大会で優れた成績を残しています。

来歴

扇久保は、2005年に全日本アマチュア修斗選手権フェザー級で優勝し、プロのキャリアをスタートさせました。2006年のマイク・ハヤカワ戦でプロデビューを果たした後、2007年には修斗フェザー級新人王となったことで、その才能を証明しました。2009年に修斗環太平洋フェザー級王座決定戦で一度はKO負けを喫しましたが、翌年には環太平洋フェザー級王座を獲得し、2012年には世界フェザー級王者に輝きました。さらに、2014年にはフライ級トーナメントで優勝し、異なる階級での成功を収めました。

TUF 24参加

2016年には、リアリティ番組「The Ultimate Fighter」のシーズン24に参加し、フライ級トーナメントで準優勝を果たしました。この経験はその後のキャリアにおいて重要なステップとなりました。

RIZINでの活躍

彼のキャリアの中で、RIZINでの戦いも重要な位置を占めています。2018年にはRIZINにデビューし、堀口恭司との再戦も経験しました。2021年にはRIZINバンタム級 JAPAN GRAND-PRIXで優勝を果たし、その名を広めました。また、井上直樹戦ではベストバウト賞を受賞し、その闘志と技術が評価されました。

戦技

扇久保のスタイルは、極真空手を基盤にした激闘型であり、打撃技術だけでなく、グラウンドでの技術にも秀でています。試合にリングインする際には、十字礼を行なうことでも知られており、尊敬の念を表現する姿勢がうかがえます。そのスタンスは、相手を制圧するためにグラウンドでのテクニックを駆使することに重きを置いています。

まとめ

総合格闘技において、日本は多くの才能を輩出していますが、扇久保博正のようにタフな精神力と多様なスキルを持つ選手はなかなかいません。彼の激闘は見応えがあり、これからも日本の総合格闘技シーンを賑わせていくことでしょう。今後の試合にも期待が寄せられています。

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