ROCK'N'ROLL

『ROCK'N'ROLL』は、日本のロックミュージシャン、矢沢永吉が2009年8月5日にリリースした31枚目のスタジオアルバムです。自身のレーベルであるGARURU RECORDSからの発売で、インディーズレーベル発足後初のアルバム作品となります。

同名のベストアルバムが1988年にリリースされていますが、本作とは全く別の作品です。初回生産分には、3種類の特製フェイスタオルが付属していました。

アルバムは、約11.5万枚のセールスを記録し、1999年発売の『LOTTA GOOD TIME』以来、約10年ぶりに10万枚を超えるセールスを達成しました。これは、長きに渡り日本のロックシーンを牽引してきた矢沢永吉の根強い人気を示すものと言えるでしょう。

収録曲は、シングル曲として発表された「コバルトの空」や「Loser」を含む全13曲で構成されています。バラードからアップテンポなロックナンバーまで、幅広い音楽性が楽しめる内容となっています。

以下に各楽曲について解説します。

トレジャー・ハンター：アルバムのオープニングを飾る、疾走感あふれるロックナンバー。
コバルトの空：53枚目のシングルとしてリリースされた楽曲で、ロッテ「キシリトールガム」のCMソングとしても使用されました。爽快感のあるメロディーが印象的です。
未来をかさねて：「コバルトの空」のカップリング曲。
小悪魔ハニービー：ロックンロールのテイストが強く出た楽曲。
KISS KISS KISS：情熱的な雰囲気が漂うナンバー。
Loser：52枚目のシングルで、セガゲームソフト「龍が如く3」のテーマソングに起用されました。ハードなサウンドが特徴です。
Sweet Rock'n'Roll：ロッテ「キシリトールガム」のCMソングとして使用された、タイトル通り甘く切ないロックンロールナンバー。
Lady・バッカス：大人の色気が感じられる楽曲。
君と…：聴く人の心に優しく語りかけるようなバラード。
あの日、アイツに：過去を振り返るような歌詞が印象的なナンバー。
オイ、そこのFriend：聴衆に呼びかけるような、ライブで盛り上がりそうな楽曲。
ひとりぼっちのハイウェイ：旅路を連想させるような、哀愁漂うロックバラード。


『ROCK'N'ROLL』は、矢沢永吉のロックンロールへの情熱と、常に新しい音楽を追求する姿勢が凝縮された作品と言えるでしょう。長年のファンはもちろん、幅広い音楽ファンに聴いてほしいアルバムです。

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