ROCKDOM -風に吹かれて-

「ROCKDOM -風に吹かれて-」の紹介

「ROCKDOM -風に吹かれて-」は、THE ALFEE|THE_ALFEEによる24枚目のシングルで、1986年にリリースされました。この楽曲のタイトルは、「Rock」と「Freedom」を組み合わせた造語であり、バンドのボーカリスト高見沢俊彦がリードボーカルを担当しています。前作から引き続きメインボーカルを担う高見沢の力強い歌声が印象的です。

歌詞の内容と背景

曲の内容には、全共闘運動という1969年の学生運動を懐かしむようなテーマが歌われています。この時代の雰囲気が漂う歌詞により、当時の若者たちの思い出がよみがえります。また、この楽曲のリリース時には、アルフィーの活動に関する解散の噂も持ち上がっていました。しかし、この噂は本人たちの明確な説明なしに終息し、現在に至るまでアルフィーは活動を続けています。

初披露とメディアでの反響

このシングルは、「THE ALFEE|THE_ALFEE 1986.8.3 TOKYO BAY-AREA」のアンコールにて、代表曲「ラブレター」に引き続き初めて披露されました。放送音楽番組『ザ・ベストテン』では、ファンからの質問として「アルフィーが解散するのか？」という疑問が寄せられ、その際に坂崎幸之助が冗談で返答したエピソードも話題になりました。この反応はさらに解散騒動を助長する結果となり、当時のファンをざわつかせました。

カップリング曲と他の作品

シングルのカップリングには、「DAYS GONE BY」という楽曲も収録されています。この曲は、高見沢俊彦が作詞・作曲を手掛け、Linda Hennrickが訳詞を担当しました。アルフィーの音楽スタイルが色濃く表現されたこの曲も評価されています。また、このシングルを含む楽曲は、様々なコンピレーションアルバムにも収録されており、特に「AGES」や「NON-STOP THE ALFEE|THE_ALFEE」など、多くのファンに親しまれています。

国内外での評価

「ROCKDOM」は、日本国内にとどまらず、海外のアーティストによるカバーも存在します。韓国の歌手イ・スヨンによってカバーされた「初恋のあの子」は、オリジナルとは異なる歌詞の変更が行われており、異文化における解釈の違いを感じさせます。

参加ミュージシャンと発売情報

このシングルには、キーボードに山石敬之、ドラムにそうる透が参加しており、さらにコーラスにはLinda Hennrickが録音されています。発売当初のフォーマットにはEP、カセット、CDがあり、各種品番が設定されています。具体的には、EPが7A0627、カセットは10P3015、CDはS10A0132です。

結論

「ROCKDOM -風に吹かれて-」は、音楽的な要素に加えて、当時の社会背景やファンとのエピソードも交え、THE ALFEE|THE_ALFEEの音楽史において重要な位置を占める作品です。リリースから35年以上が経った現在でも、アルフィーは活発に音楽を提供しており、本楽曲はその象徴ともいえる存在です。

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