RWBY

RWBY（ルビー）

『RWBY』（ルビー）は、アメリカのルースター・ティース・プロダクションが手がけるWEBアニメシリーズであり、様々なファンタジーやアクション要素で構成された独特の世界観を持っています。作品は第一シーズンから現在まで、全16話のVolume 1、12話のVolume 2、3から8のシーズンがそれぞれ12〜14話、さらに9シーズンも公開されています。物語は、童話をモチーフにしたキャラクターたちが、「ダスト」と呼ばれるエネルギーや「オーラ」の力を活用し、敵である「グリム」と戦う姿を描いています。

制作背景と評価

本作の制作には、アニメーション制作会社であるルースター・ティースが中心となり、3DCGソフト・Poserの開発元であるスミス・マイクロ・ソフトウェア社が公式スポンサーとして協力しています。また、WEB上で無料でアニメが配信され、楽曲やブルーレイディスクなどの関連アイテムも販売されています。この作品は2014年に国際WEBアカデミー賞で最優秀アニメーションシリーズ賞を受賞しましたが、2015年には主製作者・監督のモンティ・オウムが急逝したため、製作が一時的に不安視されました。しかし、予定通りVolume 3が公開されることが公式に発表され、シリーズは続行されました。

制作スタッフは、いくつかの日本のアニメに多くの影響を受けていると語っており、特にアクションシーンは『ブラック★ロックシューター』、ストーリーは『天元突破グレンラガン』に代表される要素を取り入れています。さらに、本作のキャラクターたちは、アークシステムワークスの対戦型格闘ゲーム『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』にも登場しました。

日本での展開

日本においては、ファンによって字幕を付けられた動画が先行して公開されていましたが、2014年8月には、日本語吹き替え版のリリースがワーナー・ブラザースジャパンより発表されました。その後、2015年から劇場にて本編の先行上映が行われ、日本語吹き替え版のリリースも続きます。また、Volume 1から3までを特別編集した『RWBY Volume 1-3: The Beginning』が放送されるなど、国内でも注目を集めています。

日本語版では、特にキャラクターの等身大の個性がファンから評価されていて、テレビ放送版においても人気を博しています。その証として、2022年には『RWBY 氷雪帝国』が放送され、本作のキャラクターたちの新たな冒険が描かれることとなりました。

ストーリー概要

物語の舞台は「レムナント」と呼ばれる世界で、5匹の獣の姿をした怪物「グリム」が登場します。人類は、強さや賢さを武器に「ダスト」を発見し、グリムを撃退し平和な日々を取り戻します。

15歳の少女ルビー・ローズは、グリム退治を志望し、ハンター養成所「ビーコン・アカデミー」に入学します。そこでチームRWBYのリーダーとなった彼女は、仲間と共に数々の試練を乗り越えながら成長していく姿が描かれています。物語は友情や勇気、自己発見のテーマに加え、キャラクター同士の絆が深まる過程が魅了です。

登場キャラクター

本作には多岐にわたるキャラクターが登場しますが、特にルビー・ローズ、ワイス・シュニー、ブレイク・ベラドンナ、ヤン・シャオロンの4人が中心的な存在です。

• - ルビー・ローズ: 本作の主役で、クレセント・ローズという武器を使いこなすハンター。
• - ワイス・シュニー: ダスト会社の後継者で、武器を魔法のように扱う能力を持つ。
• - ブレイク・ベラドンナ: 謎めいたファウナス。元ホワイトファングのメンバー。
• - ヤン・シャオロン: ルビーの姉で、感情に敏感なキャラクター。

結論

『RWBY』は、その独自の美術スタイルやアクションシーン、キャラクターの深みで多くのファンに支持されています。今後も続く展開に期待が寄せられ、多様なメディアミックス展開が行われていることも大きな魅力です。

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