Rare collectives vol.1

『rare collectives vol.1』

『rare collectives vol.1』は、日本のロックバンドGLAYが2003年2月5日にリリースした特別なコンピレーション・アルバムです。このアルバムは、一般的なベスト・アルバムとは異なり、シングルのカップリング曲のみで構成されています。アルバムの特徴的なキャッチコピーは「ベスト盤を越えたマスト盤」であり、リスナーにとって必聴の作品として位置づけられています。また、公式には「CONCEPT ALBUM」としても知られています。

リリース当初、GLAYはポニーキャニオンから離れ、東芝EMIへの移籍を果たしました。『rare collectives vol.1』は、『rare collectives vol.2』と同時に発売され、1枚目のディスクは1994年から1998年のシングルのカップリング曲を中心に組まれています。このディスクには新曲「幸せになる、その時に。」も収録されており、TBS系ドラマ『刑事☆イチロー』の挿入歌としても知られています。

アルバムの内容は、曲のバラエティに富んでおり、リスナーはGLAYの多彩な音楽スタイルを楽しむことができます。Disc 1では、多くの名曲が並ぶ中、収録曲は以下の通りです。
1. Life ～遠い空の下で～（2ndシングル「真夏の扉」のカップリング曲）
2. INNOCENCE（3rdシングル「彼女の“Modern…”」のカップリング曲）
3. REGRET（4thシングル「Freeze My Love」のカップリング曲）
4. GONE WITH THE WIND（5thシングル「ずっと2人で…／GONE WITH THE WIND」の2曲目）
5. ACID HEAD（アルバム初収録の5thシングルのカップリング曲）
6. Believe in fate（8thシングル「グロリアス」のカップリング曲）
7. Together (new version with orchestra)（9thシングルのカップリング曲）
8. 春を愛する人（11thシングル「口唇」のカップリング曲）
9. I'm yours（12thシングル「HOWEVER」のカップリング曲）
10. Little Lovebirds（13thシングル「誘惑」のカップリング曲）
11. 毒ロック（15thシングル「BE WITH YOU」のカップリング曲）
12. ストロベリーシェイク（同様に15thシングルのカップリング曲）
13. It's dying It's not dying（これも15thシングルのカップリング曲）
14. 幸せになる、その時に。（新曲であるこのトラックはドラマのテーマソングとしても重要です）

Disc 2では、主にライブ音源が収録されています。ここには、GLAYの過去のライブパフォーマンスを楽しめるトラックが含まれています。また、1998年にTAKUROがRomiに提供した「見つめていたい」がGLAYバージョンとして収録され、彼らの音楽の進化が感じられます。さらに、GLAYはhideのトリビュート・アルバム『hide TRIBUTE SPIRITS』から「MISERY」をカバーして収録しています。

このアルバムは、GLAYのファンにとって貴重なコレクションであり、彼らの隠れた名曲を楽しむ絶好の機会です。2011年には『rare collectives vol.3』と『rare collectives vol.4』が発売され、彼らの音楽の旅は続いています。『rare collectives vol.1』も、その重要な一歩に位置しているのです。

もう一度検索