Regret (アルバム)

『regret』は、1999年12月24日にI'veからリリースされたインディーズアルバムです。I'veは、ゲーム、アニメ、映画など多岐にわたるジャンルへ楽曲を提供しており、本作は、その中でも特に女声ボーカルをフィーチャーしたゲーム楽曲を中心にセレクトしたコンピレーションアルバム「GIRLS COMPILATION」シリーズの第一弾として位置づけられています。

品番はICD-66001。一般のCDショップではなく、ソフトウェア取扱店での販売が行われました。このアルバムのブックレットには、Keyの折戸伸治氏がコメントを寄せており、その中でI'veの音楽を「どさんこポップ」と表現しているのが印象的です。また、アーティスト名について、通常「AKI」と表記されるアーティストが、このCDに限り「Y.AKI」とクレジットされている点も特徴です。さらに、R.I.E.の表記がブックレット内でRIEと誤って記載されているというミスプリントも存在します。

収録曲は全13曲。

1. FUCK ME／美妃
2. Last regrets／彩菜
3. そよ風の行方／AKI
4. I will…／MARY
5. 新しい恋のかたち／AKI
6. 美しく生きたい／MELL
7. Sweet 〜恋しくて〜／AKI
8. 季節の雫／R.I.E
9. Dream to new world／MIKI
10. One small day／AKI
11. Cross talk／MARY
12. 風の辿り着く場所／彩菜
13. Last regrets -X'mas floor style-／島宮えい子

これらの楽曲群は、I'veサウンドの確立に大きく貢献した高瀬一矢氏が多数の楽曲で作詞・作曲・編曲を手掛けています。彩菜が歌う「Last regrets」と「風の辿り着く場所」は、麻枝准氏が作詞、Keyの折戸伸治氏が作曲を担当しており、I'veとKeyのコラボレーションとしても注目されています。また、「新しい恋のかたち」はアルバムバージョンではショートバージョンとなっています。

「regret」は、I'veの初期の音楽性を知る上で非常に重要な作品であり、その後のI'veサウンドの基礎が築かれたと言えるでしょう。参加アーティストたちの個性的な歌声と、高瀬一矢氏によるクオリティの高い楽曲群は、多くのファンを魅了し続けています。

外部リンク：I've official web site「LOW TRANCE ASSEMBLY」

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