勾当台公園駅

勾当台公園駅：仙台の中枢を担う駅

勾当台公園駅は、宮城県仙台市青葉区本町三丁目に位置する仙台市地下鉄南北線の駅です(駅番号:N08)。仙台の中心部にあり、行政機関や商業施設が集中するエリアに隣接していることから、多くの利用客で賑わう重要な交通拠点となっています。

駅の歴史

勾当台公園駅は1987年7月15日に開業しました。その後、2009年12月20日には可動式ホーム柵が設置され、利用者の安全性が向上しました。2014年12月6日にはIC乗車券icscaが導入され、利便性がさらに高まりました。駅構内の売店は2015年2月27日に閉店しましたが、同年7月29日にはファミリーマートがオープンし、利用者の利便性を維持しています。また、2015年12月6日には副駅名広告販売に伴い、副駅名が使用開始されました。現在、副駅名は「県庁市役所前」と「三井のリハウス仙台センター前」(2025年3月31日まで)です。

駅の構造

勾当台公園駅は、島式ホーム1面2線を有する地下駅です。地下2階がコンコース、地下3階がホームとなっており、東二番丁通の道路下に位置しています。定禅寺通と交わる地点にあり、北1・2、公園1・2、南1～4の計8ヶ所の出入口があります。南1出口は141ビル(三越定禅寺通館)と連絡通路で繋がっています。また、南3と南4の出入口の壁面には、フィンランド産のラパキビ花崗岩が使用されているのが特徴です。仙台市地下鉄勾当台管区駅として、泉中央駅～勾当台公園駅を管轄しています。

利用状況

2022年度の1日平均乗車人員は15,077人で、仙台市地下鉄の駅の中では仙台駅、泉中央駅に次ぐ第3位となっています。これは、駅周辺の商業施設や公共機関の集積、そして利便性の高さによるものと考えられます。

駅周辺

勾当台公園駅の周辺は、歴史と近代的な街並みが共存するエリアです。北側には、かつて仙台藩の藩校「養賢堂」があった場所で、明治維新後には県庁として転用されました。現在では、公共事業関連の企業が多く集積しています。一方、定禅寺通の南側には、一番町という繁華街が広がり、仙台三越（本館と定禅寺通館）があります。また、徒歩圏内には、国分町（歓楽街）、東京エレクトロンホール宮城、せんだいメディアテーク（仙台市民図書館）などがあります。

主要施設

駅周辺には、数多くの公共施設や商業施設が集中しています。主な公共施設として、宮城県庁、仙台市役所、青葉区役所、東北総合通信局などがあります。また、金融機関として七十七銀行の県庁支店と市役所支店も近隣に立地しています。その他、ドコモ東北ビル、JAビル宮城、NHK仙台放送会館などの主要施設もあります。

バス乗り場

勾当台公園駅には、仙台市営バスと宮城交通バスのバス停があります。仙台市営バスのバス停名は「県庁市役所前（青葉区役所前）」で、車内放送では「県庁市役所青葉区役所前」と案内されます。宮城交通バスのバス停名は「県庁市役所前」です。多くの路線が乗り入れており、仙台市内各地へのアクセスが容易です。特に、宮城県庁側バス停からは、秋保温泉や仙台港フェリーターミナルなど、市外への路線バスも利用可能です。

高速バスのりば

宮城県庁側と仙台市役所側の2箇所に高速バスのりばがあり、山形、上山、石巻、気仙沼、古川、金成など、県内外各地への高速バスが運行されています。

駅名について

勾当台公園駅は、開業前の仮称は「勾当台」でした。現在の駅名は、駅周辺の勾当台公園に由来しています。

隣の駅

勾当台公園駅の隣駅は、北四番丁駅と広瀬通駅です。

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